ゆっこのお宝メモメモ

思わずメモメモしたくなる主婦のひとりごと日記です

ピアノ防音室を作ろう! ~最終打ち合わせ&防音室の仕様編~

マンションのリフォーム申請の許可も無事降りて、お目当てのグランドピアノも購入できて、ほっと一息つきたいところですが、ここからまた大変な日々の始まりです。

おおよその工事の仕様は見積の段階で決まっているのですが、最終確認を工事前に業者とすることになりました。最終調整をあまり早くし過ぎると、担当者も忘れてしまうということで、工事開始の2~3週間前ぐらいに再度、家に来てもらうことになりました。

最終打ち合わせでは何をする?っていうのと、これまで防音室の見積をとったという話は記事にしてきましたが、防音室ってどんな構造になっているって話はほとんど書いてなかったので、それも含めて書いていきます。

工務店の工事担当も来る!気になることは全て確認しよう

リフォーム前の最終打ち合わせでは、施工会社の担当者だけでなく、工務店の担当者の方も一緒に来て頂くことになりました。紹介されたときは工事担当の職人さんですとだけ言われましたが、後に工務店の社長だったということが判明・・・。だから何だというわけではないのですが、社長だと聞いて、少しびっくりしてしまいました。(失礼ながら、社長っぽく見えなかったので・・・)

施工会社の担当者とは、コンセントの位置だったり、照明の位置だったりなどを最終確認しました。当初の図面と大きな変更はありませんでしたが、もし変更を希望するところは、この段階で伝えましょう。あとからだと、難しい場合があるので、できるできないはこの時点で確認するのがベストです。

あとは職人さんにも、防音室にする部屋を見ていただき、私からも気になることをいくつか質問しました。 質問したことは、下記のようなことです。

  • 工事中のトイレ利用
  • クローゼットの棚の再利用ができるか

工事中のトイレ利用については、また別記事で詳しく書きたいと思うので、ここでは割愛します。 クローゼットの棚の再利用については、リビングの隣の部屋のクローゼットが材質が同じユニット型のもので、棚を増やしたい思っていたので、防音室で解体するクローゼットに使われている可動式の棚をカットして作ってもらうことはできるか?と職人さんへ直接質問しました。特に大がかりなものではなかったので、追加費用なく、無料で対応するという感じでした。クローゼット内にある可動式のハンガーパイプも再利用可能かも?と言っていましたが、クローゼットの中をどんな風にするか決めていなかったので、こっちは解体と同時に回収されることになったのですが、結果的に同じものがあとで必要となり、私がホームセンターで同じものを買ってくることになったので、外して手元に置いておけばよかったと後悔しました。 リフォームなんて初めてなので、そこまで頭がまわらなかったですが、再利用できるかもと思ったものは、一旦、取り外して手元において置き、工事終盤でやっぱりいらないと思ったら、業者さんに捨ててもらうのがよいと思います。

ついに契約!契約書の内容はよく確認しよう

D社の担当者とは良い関係を築けていたので、契約に関してはあまり心配はしていませんでした。最終打ち合わせの日に契約書を交わし、署名捺印をしました。保証値がある業者は、契約書に保証値の記載があるか(D社は保証値は明記しない方針だったので、記載なし)、瑕疵担保責任についてどうなっているかなどが重要な確認事項かと思います。

契約をしたら、工事代金の振込となります。代金の振込時期については業者によって異なりますが、D社は工事前に半金、引渡し後に半金という決まりでしたので、このあと請求書を発行してもらい、振込をしました。

工事代金は高額な金額になるので、1日あたりに振込できる限度額の設定がどうなっているか、自分の銀行口座の設定を確認しておく必要があります。銀行によっては限度額の増額が即時反映される場合、翌営業日になる場合など様々です。振込期日間際に確認すると、振込が間に合わないなんてこともありますので、前もって早めに確認しましょう。

また、これは契約をするずっと前の現地調査の段階で質問をしていましたが、コロナ禍真っ最中のリフォーム工事だったため、もし家族で新型コロナの陽性者が出て、工事を予定通りに実施できなかった場合はどうなるか?と質問をしていました。 D社を含め、ほとんどの業者で、やむを得ない事情の場合は、特に違約金などを請求することなく、工事日程の変更や延期をしているという回答でした。契約に関して心配なことは、遠慮せずに担当者にきちんと確認をしておくと、あとあと安心です。

防音室って一体どんな造り?

見積をとった、現地調査に来てもらったなどの話は今まで書いてきましたが、防音室が一体どんな造りか?というのはあまり触れて来なかったので、ここでざっくりと説明したいと思います。

まず、既存の部屋を防音工事すると、部屋は一回りほど小さくなります。構造的には部屋の中に部屋ができる感じで、Box in Box工法とも言われています。既存の壁と新設する壁の間は、グラスウールを充填して、防音性能を高めます。グラスウールは断熱材、吸音材としても使用されており、防音室でなくとも、一般住宅にも使用されています。 また、グラスウールの充填は壁だけでなく、既存の天井と新設の天井の間、既存の床と新設の床の間にも行われます。工事が始まって様子を見ていると、とにかく大量のグラスウールを使っていました。

床については、私のマンションは直床だっため、床は解体せずに、床の上に床を作るという感じで、防振ゴムを使用して、浮き床を造るという感じです。なので、他の部屋よりは、一段ほど床が高くなります。楽器は音だけでなく、振動も騒音の原因となります。ピアノだと、音が聞こえなくても、鍵盤の打鍵音が響くということもありますので、床の作りも重要です。二重床の場合は、床の解体をして、床を造りなおす必要があるようです。床の解体の有無でも、工事の値段が少し変わります。防振床の上には普通のフローリング板を貼るので、見た目は普通の部屋と変わりません。

天井には、吸音天井板が貼られます。吸音天井板って何?と思われるかもしれませんが、学校の音楽室を思い出して頂ければと思います。白い天井にブツブツと穴が開いている天井を見たことがありませんか?そう、あの天井が防音室の天井となります。

他にも吸音板といって、防音室の壁に反響音を軽減させたり、残響時間を調整するパネルを防音室に設置します。

おおまかな構造は上記のような感じですが、内装は一般住宅と同じですので、吸音材パネルと天井の吸音天井板以外は特に見た目として特殊なものはないかなと思います。

防音室の内装はいつ決める?

リフォームというと、なんとなく内装チェンジのようなイメージを持っていましたが、私の場合、防音工事というちょっと特殊な工事だったので、内装のことはあまり深く考えていませんでした。見積や現地調査の段階でも、業者の担当者から内装の話はされなかったので、いったいどのあたりで決めることになるのだろう・・・と思っていました。

フローリング板、吸音板パネル用のクロス、壁用クロスなどは、最終見積の段階でカタログやサンプルを渡され、自分で好きなものを決めてくださいと言われました。インテリアコーディネータのような方はD社にはいなかったので(他の防音工事業者もたぶんそう!?)、色の組み合わせなどは全部自分で考えることに(泣)こういうのが好きな人なら、一番楽しい作業かもしれませんが、あまりセンスに自信のない私にとっては、膨大なカタログのページなどから選び出すことはかなりの労力がいる作業でした。また、この内装決めについては、別記事で詳しく説明します!!

ちなみに、内装の決定は、リフォームが始まったあとでも、大丈夫なものが多いので、思ったより時間の余裕はあります。D社では、吸音板パネル用のクロスだけ早めに決めてほしいと依頼がありました。ただ、このクロス、ある一面全体がこの色になるので、結局は他の壁クロスやフローリングと色合わせして決めないと後悔すると思ったため、工事開始までの残り2週間弱で、全て決めることになってしまいました。