ゆっこのお宝メモメモ

思わずメモメモしたくなる主婦のひとりごと日記です

ピアノ防音室を作ろう! ~振り返り&反省(ドア、照明、チャイム)編~

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無事に防音室は完成し、遮音性能にも満足していますが、完成から約1年半経過して、もう少しこうしたほうがよかったなどの振り返りと反省点を書きたいと思います。これから防音室を作りたいという方の参考になれば幸いです。

防音室のドアは木製ドアが良かったかも!?

我が家の防音室のドアはガラスサッシになっています。 当初、木製ドアにするか、ガラスサッシにするかで迷いましたが、ガラスサッシを選択しました。

ガラスサッシを選んだ理由としては、ピアノの搬入がしやすい、インテリアとしてピアノを見せることができる、木製ドアより遮音性能が高く、費用が安いでした。特にピアノの搬入については、私のマンションの床が直床だったことがあり、他より床の位置が高くなることで、木製ドアだとグランドピアノの搬入の下見が防音室完成後にも必要になると言われていました。これらの理由で、ガラスサッシにしましたが、生活をしていく中で意外と不便に感じることがあります。

防音室は玄関から入ってすぐのところにありますが、廊下に沿って、一面大きなガラスサッシになっているので、物を運ぶときに気を使います。木製ドアや壁だったら多少ぶつかったところで、小さな傷が入る、壁紙が削れるぐらいで大した影響はないと思いますが、ガラスだと何かの拍子に割れてしまったら怪我をする、割れるまでいなくとも、ヒビが入ったりすると、使い物にならなくなってしまう恐れがあります。

普段は来客はほとんどありませんが、防音室を作ったあとに、エアコンの取付やマンションのメンテナンスで作業スタッフの方が来ることが何度かありました。重い機材を運んだり、工具を運んだりするときにガラスに当たったりしないだろうかと、こちらとしては冷や冷やしてしまいます。スタッフの方にはガラスになっていることを声掛けしたり、その時だけ、エアキャップ(ぷちぷち)でガラスに貼り付けたりして、対策をしています。

他にも、防音室の電気を消していると、ガラスが閉まっているのか開いているかわからないときがあり、自分がガラスにぶつかりそうになったことがあります。なので、防音室に入るときは、必ず先に電気をつけるようにしています。

これらのことを考えると、木製ドアにしたほうが良かったのかなぁと思ったりもします。後悔しているとまでは行きませんが、こういったデメリットを最初に理解しておけば、また違ったかなぁと思います。

防音室のチャイムはインターフォンと直接連動するものがよい

防音室のドアを閉め切っていると、ピアノを弾いていなくとも、インタフォーンの音はほぼ聞こえません。微かに聞こえますが、なんか鳴っているなぐらいで、他のことに熱中していたら、まずわかりません。なので、ピアノを弾いていたら、インタフォーンが鳴っても気付くことはまずありません。

当初、防音室には居室内のインターフォンと連動して、防音室内にチャイムをつける予定でした。チャイムについては、見積もりをとった会社によって提案は多少異なりましたが、音が出るだけのタイプのもの、音と光の両方で知らせるものがありました。防音工事の施工をお願いしたD社にも、インターフォンと連動したチャイムを取り付けしてもらうようお願いしていましたが、営業担当の方が最後の最後までこのことを忘れてしまっていて、防音室内のチャイムはなしとなってしまいました。

代わりに、インターフォンの音をセンサーで感知して、無線通信で防音室内においた受信機のアラーム音が鳴る&光で通知するという下記の機械を設置してくれました。

音を感知するセンサーを室内のインターフォンに吸盤もしくは両面テープで固定するのですが、我が家のインターフォンはスピーカー付近に多数の穴があいたプラスチック面になっているので、その吸盤はすぐに取れてしまいました。穴がない部分に貼り付けるも、これも時間が経つと取れます。両面テープもテープの面積が小さいと貼り付けてもすぐに取れました。苦肉の策で、インターフォンのすぐ横に木製タイプのクリップを壁に両面テープを使って貼り付け、クリップで吸盤の端を挟むことにしました。クリップを壁に固定する際には、両面テープを直接壁紙はると、これらをはがすことになったときに壁紙が剥がれる恐れがあるため、マスキングテープを壁紙に貼り、その上に両面テープをつけてクリップを固定しました。なお、送信機については、ビス止めするか両面テープで貼り付けるかの選択ができるようになっていましたが、壁に穴をあけたくなかったので、ビス止めはせず、クリップ同様、マステを壁紙にはり、両面テープで固定しました。

音の感度はインターフォンの音量を最大にして、センサーの感度も最大の強にして、やっと反応してくれるという感じでした。ただ、これだと、インターフォン以外の関係ない音(スリッパでパタパタ歩く音など)にも時々反応してしまいます。なので、家族がいるときは基本オフにしていて、私一人でもそのままずっとオフということが多くなってしまいました。スイッチのオンオフも面倒になったため、宅急便が来るときはほぼ時間指定をしているのもあり、その間は練習しないなどといったように調整するようにしました。私の場合、趣味でのピアノなので、防音室にいる時間は長くても1日2時間が限度で、そこで寝るわけでもないので、そこまでインターフォンが聞こえないことにそれほど不便を感じてはいないのですが、ピアノの先生などで長時間レッスンのために防音室にいたり、防音室内で寝たりすることがある場合は、インターフォンと直接連動したチャイムにしたほうがよいとい思います。恐らく火災警報器の発生音とも連動したものにできると思うのですが、そのあたりは工事業者によく確認してください。

また、我が家のインターフォンだと、防音室内に直接連動したチャイムを設置する場合は配線工事が必要でした。でも、最近の新しいインターフォンだと、配線工事をせずに無線で子機を設置できる場合もあるようです。

我が家ではしばらく不便は感じてないものの、今の簡易的なチャイムが壊れたら、直接連動する工事を考えたいと思っています。

照明の取付位置に注意

防音室の照明は元の洋室で使用していた丸形シーリングライト(蛍光灯)と新たに設置してもらったライティングレール式のLED照明です。 グランドピアノを搬入後に気付いたのですが、丸形シーリングライトの真下がグランドピアノとなってしまい、ピアノのすぐ傍に脚立を置き、グランドピアノの大屋根に片足をかけないと蛍光灯の交換ができない状態になってしまいました。

最初は蛍光灯のほうをつけて、ピアノの練習をしていましたが、LED照明のほうが楽譜が見やすく、部屋も華やかな明るい感じになるので、丸形シーリングライトは使用しなくなりました。どうせ蛍光灯が交換しにくい場所にあるし、これならソケット部分だけ残して丸形シーリングライトは取り付けしなくてもよかったと思いました。

ちなみにグランドピアノの大屋根に足を乗せること自体は大丈夫なのかというのを、ピアノの搬入業者のスタッフに確認をしました。足を乗せての蛍光灯交換は基本は薦めない、ただし、どうしてもという場合は大屋根の端のほうに片足をかけるぐらいであれば、そこまでピアノに負担はかからないということでした。足を置いたときに大屋根のたわみを感じたりした場合はすぐにやめることといった注意点も教えてもらいました。

これに関しては、実際にはまだ試していません。無理してシーリングライトも外す必要も今のところないのと、蛍光灯は万が一、電気が切れてしまったら、余程のことはない限りそのままにしておこうと思っています。