ゆっこのお宝メモメモ

思わずメモメモしたくなる主婦のひとりごと日記です

個人間で車を譲渡!車の配送手配から必要書類を準備して車の名義変更(移転登録)を自分でする方法

このたび、約11年乗った車を親に譲渡することになりました。2012年に購入したホンダの車に乗っていましたが、週末とたまに車で旅行で使うくらいで、途中、夫が海外出張で2年ぐらい車をあまり使わなかったりした期間があったので、11年経っているにもかかわらず、総走行距離は約21,000kmとかなり少なかったです。まだまだ車としては乗れる状況だったので、2025年の車検タイミングで買い替えるかな?ぐらいで考えていました。

なぜ親に譲渡することになったかというと、2004年に購入した母親の車が今年5月で車検を迎えることになり、塗装もかなり剥げていて、バンパーも修理しないと恐らく車検に通らないであろうレベルまで車にガタが来ていました。両親は四国に住んでおり、父親はいまだフルタイムで車通勤をしているため、1人1台車がないと生活できない状況です。といっても、母親ももうすぐ70歳。新車を買うには躊躇する年齢で、父親が仕事を完全に引退したら、車は1台あればよいということで、どうしよう言っていたところ、私が軽い気持ちで、「あと2年ぐらい乗って車買い替える予定だったけど、うちの車、中古車販売店の下取りよりちょっといい値段で買ってくれるなら、今年、車の買い替えして、ホンダの車あげてもいいけど」と言ったところ、両親ともに乗り気になり、とんとん拍子で話が進みました。

名義変更ぐらいなら、大した手間でもないだろう・・・と考えていましたが、意外と手続きが大変で、名義変更以外にもやることがいろいろとあり、ひたすら私が調べて、無事に親へ車を譲渡しました。

譲渡にあたって、どんな手続きをしたかなど、この記事で書きたいと思います。

名義変更に必要書類を運輸局に確認して、書類の準備をする

名義変更については、手数料を払ってディーラーに依頼すれば手続きをしてもらえますが、私が電話した四国のホンダのディーラーでは車庫証明の取得や名義変更の手続きとあわせて約4万円かかるといった案内をされました。4万円は結構大きな出費なので、私が詳細を調べたうえで、面倒くさがる父親を説得し、自分で名義変更の手続きをするように伝えました。

今回のケースは私の夫の名義の普通自動車を私の父親名義に変更し、父親本人が自分の居住地の管轄運輸局で名義変更手続きを行うパターンです。車が軽自動車だったり、元の名義人が手続きを行う場合は準備する書類が異なります。また、現所有者と新所有者の関係性が親族でないパターンなどは不明です。

下記の表にまとめてみました。

準備する人 書類名 注意事項
夫(現所有者) 車検証原本
夫(現所有者) 譲渡証 現所有者の実印のみ押印要。住所は印鑑証明書通り。
夫(現所有者) 委任状 実印押印要。住所は印鑑証明書通り。
夫(現所有者) 印鑑証明書 3か月以内に取得
父(新所有者) 実印
父(新所有者) 印鑑証明書 3か月以内に取得
父(新所有者) 車庫証明 40日以内に取得

委任状、譲渡証は運輸局のホームページにひな型があるので、そちらをダウンロードして、印刷可能です。記入方法についても、記入例が同じページに記載があるので、そちらを見ながらやれば難しいことはありませんでした。

車庫証明は取得から40日以内と使用期限が短いので、新所有者に車を渡す時期、運輸局で名義変更をする時期をしっかり調整して、そこから逆算して、車庫証明をとる必要があります。

運輸局で支払う名義変更にかかる費用は、移転登録料、ナンバープレート代があります。また、車によっては環境性能割という税金が発生するケースがあり、これは事前に確認する必要があります。運輸局に電話したら、環境性能割の案内先の電話番号を教えてくれました。我が家の車には環境性能割は非課税でしたが、税金がかかる場合は、新しい車検証を受け取ったあと、運輸局に隣接する窓口で税金を支払う必要があるようです。

名義変更の手続き当日は、運輸局に対象車に乗っていき、ナンバープレートをその場で交換という流れです。ちなみに父親に聞いたところ、スタッフから工具を渡されて、ナンバープレート自体は自分で交換、最後の封印のみ、運輸局のスタッフが行ったそうです。

車の輸送方法

名義変更の手続きを一通り調べたあと、神奈川県から両親の住む四国へホンダ車をどうやって輸送するかという問題にぶつかりました。両親が飛行機で車を取りに来て、四国まで自走する、車の輸送業者に依頼するが思いつきましたが、前者は飛行機代、高速代、ガソリン代、長時間運転の疲れによる安全面の不安などを考慮すると、選択肢からは消えました。後者の輸送業者はネットで調べたところ、ヤマトホームコンビニエンス、ゼロなどが出てきました。ネットで見積もりをしたところ、8~9万円という金額でした。第一印象としては結構高いな・・・という感想。

もう少し安く輸送できるところはないか調べていたところ、夫の勤務先が契約している福利厚生サイトのベネフィットステーションで「マイカー輸送(JCM)」というところと、JAF日本自動車連盟)の優待サイトであるJAFナビで「代行ネット」が見つかりました。どちらも提携している東西海運というところが輸送をしてくれるようですが、同じ条件で2社から見積もりを取りました。私の場合は、ベネフィットステーションの会員優待があるマイカー輸送より、JAFの会員優待を利用して、代行ネットで申し込みするほうが、見積もり金額が安くなり、代行ネットと契約することにしました。ちなみに輸送費は4万円後半でした。JAFは母親が会員だったため、利用することができました。

輸送費の見積もりにあっては、車種、車の状態、車の引取地、納車地などを入力する必要があります。また、車の最低地上高によって、別途見積もり要となる場合があります。最低地上高は車メーカーのサイトでも調べることができますが、エアロパーツをつけていたりすると、最低地上高が異なる場合がありますので、購入したディーラーもしくはいつも点検を受けているディーラーに確認をするほうがよいです。

代行ネットで申し込みをすると、後日電話がかかってきて、引取日や納車日の調整をします。また、車検証に記載されている情報などをメールで代行ネットにお知らせして、手配完了となります。引取や納車の時間指定は午前、午後と大きな枠で指定できますが、細かい時間指定はできません。

引取については、前日に提携会社から電話がかかってきて、引取時間の連絡があります。当日は引取に来た担当者と一緒に車の外装チェックをし、荷物などを載せていないかなどの確認があります。ETCやドライブレコーダーといった取り外せない内装品はそのままでOKですが、車検証のような貴重品やその他個人的な荷物を載せるのはNGです。神奈川から四国までの輸送は、東京の有明港から出るオーシャンフェリーで運ぶと言われました。荷物が積載されていると、船会社から車の積み込み不可となる場合もあるそうなので、注意事項はしっかり守る必要があります。

納車時も納車前日に電話があり、納車時間の連絡があります。納車時も車の外装チェックがあります。問題がなければ、無事に輸送完了です。ちなみに代行ネットでは、引取場所から有明港までの自走分とオーシャンフェリーの到着地(徳島の沖洲港)から両親の実家までの自走分のガソリン代は業者負担で 給油してくれるとのことで、良いサービスだと思いました。

なお、マイカー輸送も代行ネットも直接申し込み可能ですが、福利厚生サイトやJAFなどを経由することで会員優待が使えることがありますので、そういった特典を利用するとお得になります。

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自賠責保険や任意保険の手続きはどうする?

気になる保険のことですが、自賠責保険に関しては、所有者にかけている保険ではなく、車体にかける保険なので、自賠責保険の名義が旧所有者のままでも、保険の適用はされるということで、次回車検を受けるタイミングで更新すればよいとディーラーからアドバイスを頂きました。ただ、これは親族同士の間の譲渡だったので、自賠責保険の名義変更はすぐにしませんでしたが、譲渡の相手によっては、名義の変更はすぐにしたほうがいいかもしれませんので、ディーラーなどに相談したほうがいいと思います。

任意保険については現所有者側が保険を解約するタイミング、新所有者側が保険を契約するタイミングをお互い話し合って、調整する必要があります。1台の車に2重に任意保険をかけることはできませんので、オーバーラップすることがないように注意が必要です。

夫のホンダ車にかけている任意保険A社と、親のトヨタ車にかけている任意保険B社に連絡をして、保険の解約、車両の入れ替えタイミングなどをどうしたらいいか確認をしました。

結論としては、下記の手順で行いました。

  1. ホンダ車の引取日に車が手元から離れたら、任意保険A社に連絡をする
    ※A社は土日祝日も営業をしており、保険の解約は連絡をもらった時点で即日解約が可能ということでした。
    ※また、車の輸送中は輸送会社が別途保険に入っているので、個人の任意保険は不要ということで、外してよいと言われました。
  2. トヨタ車にかけている任意保険は車両入替となるので、ホンダ車の納車日がわかった時点で、任意保険B社に連絡する
    トヨタ車はホンダ車が納車される3日ほど前に廃車手続きをしました。タイムラグが3日しかないので、廃車時点で任意保険は解約せず、車両入替の手続きでOKでした。

ちなみに、ホンダ車にかけていた任意保険は解約時点で、新車の納車日が確定しておらず、1か月以上かかる見込みだったため、中断証明書を出してもらいました。中断証明書をだしてもらうと、次回、契約時に以前の等級の引継ぎ等が可能です。

上記はあくまでも私のケースにおいての例なので、任意保険の解約、車両入替タイミングなどは、契約している保険会社によく確認が必要です。

カーネクストで車の廃車手続き

ボロボロになってしまった車は価値が全くないのかといったら、そうではありません。古い車は海外に輸出されたり、国内で部品として再利用されたりするようで、廃車買取をしてくれる業者があると知り、0円以上の買取保証をしているカーネクストという会社に親が乗っていたトヨタ車の査定を出すことにしました。

査定は電話のみでOKで、提示された金額に納得したら、その後の手続きの流れなどを教えてもらえます。

ちなみに廃車する前の注意事項として、廃車予定の車の所有権が誰になっているのか確認しておきましょう。親のトヨタ車は所有権がディーラーになっていることがわかり、そのままではカーネクストに廃車買取に出すことができないので、ディーラーにて所有権解除の手続きをしました。所有権解除は基本的に無料でやってくるところが多いです。また、手続きに約1週間ほどかかるので、いざ廃車するとなったときに慌てないように事前準備をしっかりしておくとよいです。

今回、19年目のトヨタ車は走行距離19万キロ超、状態は冒頭で説明した通りの古い状態で、2万円の査定が出ました。また、夫の勤務先の福利厚生サイト(ベネフィットステーション)の特典で、2万円にプラスアルファで、買取してもらえました。当初はディーラーに無料で引取してもらう予定でしたが、カーネクストの廃車買取に出すことで少しお得になりました。

また、カーネクストの廃車買取に出した場合、残りの月数の自動車税が後日還付されます。

カーネクストの買取査定はポイントサイト経由でも申し込みできますので、興味がある方は↓からどうぞ♪ おすすめのポイントサイトはポイントタウンです。。

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忘れてはいけないETCの再セットアップ

ETC車載器をつけたまま車を譲渡し、車のナンバーが変更となった場合はETCの再セットアップが必要となります。ETCのセットアップの申込書には氏名、住所等を記入しますが、ETC車載器自体には、そのような個人情報は登録されません。ただ、車のナンバープレートなどの車両情報が登録されており、これによって、高速道路の通行料の課金が行われます。ETC車載器に登録されている車両情報と実際の車の車両情報が異なっていると、ETCのバーが開かなかったり、不正通行とみなされる場合がありますので、車のナンバーが変更になった場合は必ず、再セットアップが必要になります。

再セットアップは自分ですることはできないため、ディーラーもしくはオートバックスのようなカー用品専門店で行う必要があります。 ETC車載器の管理番号はETC本体に記載がありますが、番号確認のためには貼り付けてあるETC本体を一旦取り外す必要が出てくるケースもあるので、最初にセットアップしたときの控えがある場合は、そちらを新所有者に伝えるようにしたほうが良いです。

また、ETCマイレージにサービスに登録していて、ポイントを貯めている人は、そちらに登録してある車載器の管理番号やナンバープレートの変更が必要となります。こちらはインターネット上で更新が可能です。