ゆっこのお宝メモメモ

思わずメモメモしたくなる主婦のひとりごと日記です

ピアノ防音室を作ろう! ~リフォーム後の火災保険見直し編~

無事、防音室が完成し、憧れのグランドピアノ搬入も終わって一安心していたところですが、ここで安心してはいけません。 グランドピアノを買ったことで家財保険の見直しと、防音室を作ったことで、火災保険の見直しが必要となります。

保険関係は加入したら、そのままということが多いと思いますが、ほったらかしにしていると場合によっては大変なことになってしまうので、要注意です。

グランドピアノの購入費用を家財保険に上乗せ

我が家は、損保ジャパンで火災保険と家財保険の契約をしています。マンション購入時に住宅ローンを契約すると、ローンの契約条件として、火災保険はほぼ必須となっているところが多く、マンションの入居説明会で来ていた担当者に薦められた内容のまま火災保険と家財保険の契約をしました。

火災保険については、原状回復費用として、決まった金額を契約するような感じになっており、家財保険も我が家の家族構成などで、適切な金額を提示され、その提案通りに契約をしました。これまで家財保険の見直しなど考えたこともなかったのですが、保険証券に明記物件というものがあり、「30万円を超えるものは事前に申告をしていないと保険金の支払いの対象にならない」となっており、なんとなくそのことは頭に入っていました。

グランドピアノが明記物件に該当するか、保険会社の担当者に確認したところ、私の購入したヤマハのグランドピアノは該当しないと言われました。明記物件とは、骨董品や美術品など、一般的に値段を評価するものが難しいようなものが該当するようで、市場に多く出回っているような製品で、調べれば当時の値段がわかるようなものだと、明記物件には該当しないそうです。名器と言われるような楽器だとまた話が変わるかもしれませんが、ヤマハのようなケースだと、それはなさそうです。ただ、保険会社によって対応はそれぞれだと思うので、念のため、高額な楽器を購入された場合は契約している保険会社に確認が必要だと思います。

今回、私のグランドピアノは明記物件に該当しないといえども、元々の家財保険の契約金額は結構少なかったので、増額してもらうことにしました。最初に契約してから10年以上たっており、その間にいろいろ家具も増え、今回グランドピアノも買ったことで、当初の金額では万が一のことがあったときに契約している保険金の内容では諸々の家財を賄いきれないと思いました。自宅にある家財をリストアップして、おおよその金額を算出し、保険会社に契約したい金額を伝えました。ただ、家財保険は上限なく保険金を設定できるわけではなく、自宅の面積や契約者の年齢、家族構成などから上限が決まっているようです。希望した金額について、上限を超えていることはなかったのですが、保険会社の担当者からは、必ずしも、満額の保険金が支払われるわけではありませんと念は押されました。

契約の変更は送ってもらった書類にサインをして、追加の保険料を支払うということで完了しました。

防音室の建築費用を火災保険に上乗せ

家財保険は真っ先に頭に思い浮かんだのですが、火災保険のことは全く頭になく、家財保険の相談をして電話をきった後にふと気になって、保険会社に防音室を作ったことを話しました。担当者に「防音室を作りましたが、今の火災保険の内容でこれも補償されるんでしょうか?」と質問すると、「今の契約のままでは防音室になる前の部屋でしか原状復帰はできません」と回答がありました。

確認しておいてよかった!と思った瞬間でした。防音室の建築費用を保険金に上乗せすれば、防音室も原状回復の対象となりますと言われたので、さきほどの家財保険とセットで契約変更をしました。防音室の費用については、建築費用がわかるものを提出してくださいと言われたので、防音工事業者と交わした契約書のコピーを添付して、サイン書類とともに返送しました。

保険証券を見返してみると、契約後の注意事項として、契約内容の変更などの通知という項目があります。変更の通知が必要な項目の一つとして、「増築・改築・一部とりこわしまたは補償対象外の事項による一部滅失に伴う建物の価額の増加または減少」とあり、今回の防音工事のリフォームはこれに該当するようです。防音工事に関わらず、リフォーム等をしたら、一度保険会社に確認は必要になりそうな事案です。

でも、ここまで保険証券の内容を最初からじっくり読み込んでいる人ってかなり少ない気がします。知らなかったでは済まないケースもあると思うので、リフォームの予定などがなくても、保険証券はよく確認しておいたほうが良いと思います。

特約や住まいのトラブルサービスなどについてチェックしておこう

火災保険を使うようなことが起きないのが一番ですが、住まいのちょっとしたトラブルに役立つこともあるので、自分がどんな保険を契約していて、その内容がどんなものかを確認しておくのが大切です。

いざ何か起こってから確認しようと思っても、恐らく頭がパニックになっていたりして、冷静に対処できない可能性もあるので、平時から備えておくことが大切だと思います。

我が家の場合、火災保険に住まいのトラブルに対応してくれるサービスが自動付帯されています。水回りとカギのトラブルに対応してくれるサービスで、24時間365日受付しています。過去何度かお世話になったことがあり、とても助かっています。 内容によって、最終的にメーカーでの修理が必要になることがあり、トラブルサービスで解決できないこともあるのですが、それでも応急処置や様子を見てもらうだけの場合は、出張料と作業量は無料です。(部品代が発生した場合は有料)

私が過去に利用した例をいくつか挙げたいと思います。洗濯機の水栓とキッチン水栓からの水漏れを起こしたことがあり、そのときは先ほどのかけつけサービスのスタッフに来てもらったものの、メーカー修理が必要となるもので、応急処置もできないと言われました。でも、出張料は無料ですし、その場でメーカー修理してくださいとアドバイスがもらえるので、今後の方針もわかり、すぐにメーカーへ連絡できました。他にもキッチンのディスポーザーが詰まってしまい、シンクがプールのような状態になったことがあります。そのときは、真空ポンプで排水処理をしていただき、見事解決して頂きました。カギに関しては、玄関のドアのカギ穴が開けずらくなってしまい、こちらのかけつけサービスにお願いしたところ、鍵穴を清掃していただき、カギがきちんと回るようになりました。これも無料で対応して頂けて、とても助かった事例です。

パニックになって勢い余って、自分で業者を探してしまうと、解決できなかったとしても出張費などが発生してしまいます。また、評判のよい業者などを自分で短時間で探すのも大変ですし、火災保険で契約しているところから、手配してもらえると、安心な業者さんが多いというのもいい点だと思います。

また、特約ではありませんが、我が家の火災保険では、「不測かつ突発的な事故」に対して保険金が支払われるような内容になっており、例えば、テレビに物をぶつけてテレビを壊してしまったなどのうっかり事故に対応できるような内容にもなっています。まだこれに該当するような事案は起きていませんが、いざというといにこういった契約があることがわかっていると安心な内容です。

あと、我が家では火災保険の特約としてはつけていませんが、私が加入している自転車保険には「個人賠償責任特約」がついています。誤って他人のものを壊してしまったり、けがをさせてしまったときに補償される内容です。こういった特約も忘れがちなので、保険の内容を十分に把握しておくというのは大切だと思います。