ゆっこのお宝メモメモ

思わずメモメモしたくなる主婦のひとりごと日記です

バッハのシンフォニアを習うことで、ドビュッシーの曲の理解が進んだ話

音楽の父と言われるバッハ。

ピアノの上達にはバッハが必要なんてことも言われ、私も子供の頃はピアノの先生からみっちりバッハを練習させられていました。先日、ピティナのフリーステップでも、バッハを弾き、アドバイザーの方からも、バッハがなぜ必要かといういったような音楽家の方たちの格言が書き込まれていました。 子供の頃はバッハはつまらない・・・と思い、嫌々ながら練習をしていて、大人になってからも、ちょっと前まではバッハはやらないだろう・・・とも思っていました。

でも、やはり年齢を重ねるにつれて感性は変わるもの。バッハの曲を聞いてみると、なんとなく哀愁の漂う感じが心地よいと思うようになりました。子供の頃は嫌いだったけど、楽譜もあるし、もう一度やってみるかと、バッハのシンフォニアを始めることにしました。30年以上ぶりのバッハだったので、本当はインヴェンションからやり直したほうがいいのかもしれないと思いましたが、子供の頃にインヴェンションは9割がた終えていたので、まあそこはすっ飛ばしてシンフォニアに挑戦しようとなりました。全く記憶はなかったのですが、実は子供の時に1曲だけシンフォニアをやっているのを楽譜を見て知りました。ただ、先生の合格印がつかないまま放置されていたので、この曲をやっているときにピアノをやめてしまったようです。

シンフォニアとは3声部から成り立っている曲です。シンフォニアの練習をするときは、上の声部、真ん中の声部、下の声部といった声部別、右手で弾くパート、左手で弾くパートと片手別、上中の声部、上下の声部、中下の声部といった声部の組み合わせといった色々な方法で練習をします。他にも、テーマだけを取り出して弾いてみたりと、バラエティ豊かな練習ができます。

練習は大変ですが、シンフォニアは見開き2ページと短いので、集中力を持ってできる点は良いです。これが数ページにわたる大作だったら、恐らく私は挫折していると思います。

初めて取り組んだシンフォニア6番(シンフォニア初心者にとって取り組みやすい曲のようです)は、本当に混乱しましたし、2曲目となるシンフォニア12番でも大混乱しています。手が3つ欲しいと思うことも多いです。でも、ちょっと弾けるようになってくると、達成感が出てきます。また、テーマや反行形を蛍光ペンで色分けしてみたり、ゼクエンツ、カデンツとなる箇所を見つけたりと、法則性を見つけるのが好きな私は、バッハの楽譜を分析していると結構面白いと思うようになりました。

そこで今回のブログの本題なのですが、バッハのシンフォニアをやってから、過去に弾いていたドビュッシーの曲をまた改めて練習することになったのですが、ドビュッシーが少し弾きやすくなったかもと感じています。

具体的には、ドビュッシーで音の保持があるところや、複数声部になっているところを弾くときに、注意を傾けられるようになったと思っています。今までなんとな~く流して適当に弾いてしまっていた部分について、ちゃんと聴くという訓練がバッハに取り組んだことで、少しずつ出来ているのではないかなと思うようになりました。

シンフォニアはどこまで頑張れるかはわかりませんが、半分ぐらいは練習することが目標です。

シンフォニアは指導する先生によって、どの順番でやったほうがいいのかというのは違います。1番は易しいほうと聞いて、1番から取り組もうとしましたが、挫折し、下記のサイトで紹介されている順番でやり始めましたので、シンフォニアを始めてみたい方、是非参考にしてみてください。

sairie.com