ゆっこのお宝メモメモ

思わずメモメモしたくなる主婦のひとりごと日記です

ピアノ演奏の機会づくりに最適!初のピティナステップ参加!フリーステップ10分で2曲を演奏

3月の、とある週末に関東内で行われたピティナステップに参加してきました。

ピティナステップに出てみようと決めたのは、昨年末。ピティナのサイトから会員登録し、自宅から、そこそこ近く、週末に参加できそうな、かつスタインウェイのピアノで演奏してみたかったので、それらの条件で会場を探しました。ホール演奏もいいなと思ったのですが、別途、施設費用みたいなものが追加で発生するところが多く、今回はこじんまりとしたピアノサロンを選びました。

ピティナステップ会場のスタインウェイ

今回、演奏した曲目は、ベートーヴェンの悲愴第二楽章と、バッハのシンフォニア6番の2曲でした。23ステップで参加するか、フリーステップで参加するか迷ったのですが、23ステップで、この2曲を同時に演奏するとなると、「発展4」で、演奏10分のみの選択肢しかありませんでした。初めての参加だったのと、発展4のレベルがどの程度で合格できるのかわからないため、参加費用は1,000円アップしますが、合否判定がなく、アドバイザーから講評のみもらえるフリーステップ10分で参加することにしました。ちなみに、ピアノの先生がピティナの指導者会員だったので、指導者割引を使わせてもらって申込をしました。

10日ぐらい前に参加票のハガキが自宅へ送付されてきて、自分が参加する部や時間帯がわかりました。ネットの情報で、大人は夕方以降の時間帯に設定されるらしい・・・という情報をみていたのですが、まさにその通りで、17時からの演奏開始の一番最後の部でした。

会場の雰囲気に慣れるため、45分ぐらい前に到着し、参加票に記載された受付時間の前でしたが、到着したら、スタッフの人がすぐに受付をしてくれました。前の部がまだ演奏中で、演奏と演奏の切れ間に中に入って、他の人の演奏も聴くことにしました。

前の部が終わり、休憩があり、いよいよ最終の部となりました。開始前にスタッフから説明があり、「初めての方はいますか?」と聞かれたので、手をあげました。最終の部で初めてだったのは、私一人のみでした。

ピアノ歴も初心者と思われる方から、コンクールに参加するための練習の場として参加しますという、かなり上手な人から、色々な方がいらっしゃいました。私は6番目でしたが、欠席者が1名いたので、繰り上がって5番目になりました。

演奏は、シンフォニア→悲愴の順番で演奏しました。規定の演奏時間を超えると演奏は打ち切られる可能性があり、演奏以外の準備時間でもたついてしまって、もしシンフォニアが途中でぶちっと切れたら、少し残念な感じがするかも・・・ということで、シンフォニアを先に弾くことにしました。でも、この順番はやはり逆のほうがよかったかなと、後からちょっと後悔。ピティナでは演奏直前に本番のピアノをさわる場というのはないので、椅子に座った途端に緊張がこみ上げて来ました。手の震えからか、指がちゃんと動かず、途中つまづいた箇所もあり、テンポも若干狂うという結果になってしまいました。バッハは小節と小節の間で、保持する音があり、途中で止まってしまうと、どこから弾いていいかわからなくなってしまうのと、指使いを間違えると崩壊する恐れがあり、万が一間違えても、気にせず、とにかく何も考えずに弾き切ろうを念頭においていたので、ぐだぐだの中でも一応弾き終えたのですが、心は動揺したままでした。

一方、悲愴については、自信を持って、弾くことが出来ました。ミスタッチもほぼ分からない程度のものが1回だけで済み、達成感ありの演奏でした。実はこの曲は子供の頃から含めて、習うのは4回目でした。実は今、2人のピアノ先生に同時に習っていて、最近新たに通い始めたピアノ教室の先生に悲愴は見てもらっていました。さすがに4回まで行くと、完成度は高くなり、自分では満足が行く演奏ができました。

他の方の演奏まで聴き、最後はアドバイザーの先生による全体的な講評があり、ステップは終幕となりました。会場を出たら、すぐに封筒に入った講評用紙が渡されました。帰りの電車の中で、講評を読みましたが、3名ともに、表と裏にしっかりメッセージが書いてあって、こんなにも、たくさんメッセージを書いてもらえると思わなかったので、感動してしまいました。後日、ピアノの先生と講評について、振り返りをし、特にバッハに関しては、「テラスクレッシェンド」「テラスディクレッシェンド」を意識しましょうと書かれていました。ピアノの先生も、この言葉は聞いたことがないと言っていて、ネットで調べたところ、「テラス」は「階段」を意味しているようで、階段を一段ずつ上がるように大きさを変えるということだそうです。特にゼクエンツ(短いフレーズを、同じ音型のまま、異なった音高で繰り返すこと)で、それを意識するとバロックらしくなるということでした。

ピアノの発表会とはまた違った緊張感がありましたが、ピティナでアドバイザーの方から講評をしっかりもらえるのは、とても良い経験だったので、また機会があれば参加してみたいと思います。