ゆっこのお宝メモメモ

思わずメモメモしたくなる主婦のひとりごと日記です

7年ぶりのピアノ発表会に参加!ソロ「ハイドンのソナタ第37番(第50番) ニ長調 作品30-3」と人生初の連弾「モシュコフスキーのスペイン舞曲 第3番」

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11月初旬、7年ぶりにピアノの発表会に参加しました。

今回、神奈川県内のホールで行われました。発表会の様子や参加して感じたことなどを記事にしたいと思います。

緊張からの打鍵ミス!動揺しても最後まで弾き切ること!落ち着くには歌うことも解決策!?

今回、ソロ演奏として選曲したのは、ハイドンの「ソナタ第37番(第50番) ニ長調 作品30-3」です。選曲理由としては、最近練習した中では明るい曲調で気に入っていたことと、それほど曲が長くないので、集中力を切らさずに弾けそうということからでした。最初は、曲調がゆっくりしていて、打鍵ミスの恐れが少なそうなベートーヴェンの「月光第1楽章、第2楽章」を演奏するつもりでしたが、発表会に向けて、練習がうまくいかないときに、こんな暗い曲を弾いていたら、余計落ち込みそうな気がして、先生に「やっぱりやめます!最近まで練習していたハイドンにします!」と言って、変更してもらいました。

↓どんな曲か知りたい方は↓をご覧ください。


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曲調としては速いので、練習中から打鍵ミスはあり、レッスン中や自主練習だと、そのたびに間違ったところ弾き直す、最初からやり直すみたいなことを繰り返していました。先生から「発表会では、それはよくないから、間違っても止まらないこと、最後まで走り抜けてください」と言われ、発表会1週間前からは、間違っても、気にせず弾き続けるという練習をしていました。

なんといっても7年ぶりの発表会で、普段、ピアノ先生や夫以外で、誰かに自分のピアノを聞いてもらう機会は全くなく、人前で弾くことに不安がありました。ちょうど発表会の2週間前に、初対面の方にピアノを聞いて頂く機会があり、ハイドンの曲を披露したのですが、緊張からか全く指が動かず、弾けないという事態に陥っていました。それには自分でもびっくり、発表会の当日は大丈夫だろうか・・・と一抹の不安がよぎりました。

いざ、発表会の当日を迎え、本格的なリハーサルはありませんでしたが、開演前の1時間に10分ほど、ピアノを触る時間を作ってもらって、練習をしました。ホールは約300人収容可能な広さで、ピアノはヤマハCFXという機種でした。コンサートピアノで、2,000万円ほどするピアノのようです。弾いた瞬間、鍵盤が軽く、黒鍵がザラザラしたタイプのものだったので、とても弾きやすかったです。我が家のC1グランドピアノの黒鍵はツルツルしたタイプで、手が乾燥していると滑りやすいので、黒鍵はザラザラタイプが好みです。

プチリハーサルでは、まだ数人しか生徒さんは来ておらず、その数名と、ピアノの先生、私の夫ぐらいしか観客はいなかったので、緊張せずにのびのびと弾くことが出来ました。。

しかし、いざ本番。ステージに上がったときに観客の顔は見ないようにしてお辞儀をして、ピアノの椅子に座りましたが、静寂の中、緊張感が高まってきてしまいました。でも、弾くしかない!とスタートを切りましたが、想定外のところで打鍵ミスをしてしまい、曲の最初の3分の1程度はその動揺が出てしまいました。後半、落ち着いて弾くために実践したことが、メロディを軽く口ずさむということでした。といっても大きな声を出すと、観客に聞こえてしまうので、蚊の泣くような?ささやき声で、メロディを口ずさみました。練習のときから、先生によく言われていたことが、「途中からテンポが速くなって、適当になっています。メトロノームしっかり使いましょう。」でした。確かにメトロノームを使うと、自分が速くなっていっていることがよくわかるのですが、本番で使うことはできない、さてどうしよう?と思いついたのが、「メロディを口ずさむ」ということでした。家の練習では、メロディを口ずさむことで、テンポに安定感が出て、途中から速く弾いてしまうということがなかったので、これは自分にあっているかもと思いました。

後半も多少の打鍵ミスはあったものの、メロディを口ずさんだことで、心が落ち着き、前半より安定して弾くことができ、最後まで止まることなく弾くことができました。

ちなみに、ハイドンの楽譜は私は全音のものを使用していましたが、結構解釈が違うようで、おすすめはウィーン原典版だそうです。ハイドンの曲の番号は2種類あってわかりにくいので、弾きたい曲がどれに入っているかの確認は注意が必要です。。

ホールでは自分のピアノの音が違って聞こえる!?

恐らく、発表会といった場面において、本格的な音楽ホールでピアノを弾いたことは今回が初めてではないかと思います。子供の頃に参加した発表会やコンクールの会場も、そこまで音楽に特化したホールではなかったような記憶があります。大きさで言えば、学校の体育館(音楽向けではないので、比較はできませんが・・・)が一番大きく、練習ではスタンウェイのピアノを弾くのに、ホールへ行ったことがありますが、そのときにあまりピアノの音の違和感はありませんでした。

私が感じた違和感というのは、自分の耳には遠くで音が鳴っているように聞こえるということでした。プチリハーサルのあと、先生や夫に自分がいつも弾いている感じとは違う感じで聞こえると伝えましたが、場所がいいので、やはりいい音が出ていると言われました。自分も過去に観客の立場として、音楽ホールで音を聞いていて違和感を感じたことはなかったので、これはピアノの位置からどういう場所にいるか、また使用するピアノの種類で、聞こえ方が違うんだろうなと思いました。

夫に撮影してもらった動画をあとから振り返ってみると、打鍵ミスはあったものの、確かに音はいいと思ったので、ホールでピアノを弾く場合は、やはりそれなりに慣れが必要なのかなと思いました。

人生初の連弾!楽しかったので、またやってみたい!

私の記憶にある限り、子供の頃にピアノの連弾をしたことはありません。大人になってから初めて通ったピアノ教室で、レッスンで一度だけ、先生を連弾をやったことがありますが、人前でピアノ連弾をするのは初めてでした。

久々の発表会の上に、ソロ演奏も不安がある中、連弾の練習まで大丈夫だろうか・・・と不安でしたが、もし余裕があればと先生から薦めて頂いた連弾曲がハチャトゥリアン「仮面舞踏会」とモシュコフスキー「スペイン舞曲 第3番」でした。仮面舞踏会はフィギュアスケートでも、よく使用されている楽曲ですし、テンポも少しゆっくりめなので、譜読みするなら知っている曲のほうがいいだろうと仮面舞踏会を連弾にする気満々で楽譜を見せてもらいましたが、即答で、モシュコフスキーの「スペイン舞曲 第3番」を選ぶことになりました。スペイン舞曲はテンポは速いですが、内容としてはあまり難しくないので、譜読みも楽でした。そして、なんといっても高音部のキラキラした感じの華やかな曲調が気に入りました。

私が高音部を弾くことになり、先生が低音部を弾くことになりました。腕を交差して弾くことには慣れていなかったので、最初はなかなか大変でした。9月中旬から連弾曲の練習は始め、約2か月で仕上げました。本番当日は途中で、自分の楽譜に「アリ」が歩いている(恐らく、舞台に飾ってあった花か何かから侵入したと思われます)のが目に入ってしまい、少し気が散ってしまいました・・・。

多少の打鍵ミスはしたものの、先生の安定した低音部の演奏があることで、私のミスはうま~くごまかされていました。ピアノは一人で弾くものと思っていましたが、誰かと一緒に合わせることの難しさ、楽しさ、音が重なり合うことで生まれる音楽の心地よい響きなど、いろいろ勉強になりました。次回、ピアノの発表会の機会があったら、また連弾に挑戦してみたいと思います。