ゆっこのお宝メモメモ

思わずメモメモしたくなる主婦のひとりごと日記です

ピアノ練習記録 ~人生初!ラフマニノフへの挑戦~

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みなさん、ロシアの作曲家である「ラフマニノフ」はご存じでしょうか? 私自身、子供の頃からピアノをやっていたものの、プロフィギュアスケーター浅田真央さんが選手時代にバンクーバー五輪のフリーでラフマニノフ作曲の「鐘」を楽曲として使用するまで、ラフマニノフの「ら」の字も知りませんでした・・・。 初めてラフマニノフを聞いたときは、すごい重厚感!かっこいい曲というのが第一印象でした。 今回、ラフマニノフの「鐘」をピアノソロで弾きたいと思い、人生初の挑戦をすることになり、約2か月強で、ようやく先生から合格を頂きましたので、その練習記録を少し記事にしたいと思います。

譜読みは思ったより簡単

私の中でラフマニノフの楽曲というと、オーケストラ演奏のイメージが強く、そもそもピアノソロで弾いても、あの重厚感は出せるのか疑問でした。2022年春頃にテレビ東京で放送されていた「汝の名は」というドラマで、ピアノソロでラフマニノフの鐘が使われていて、ピアノソロもすごく素敵!弾いてみたい!となって挑戦しようと決意しました。

といっても、途中の間奏部分の高速連打みたいなところなど本当に弾けるのかと思い、ネットで楽譜をチラ見して、意外と複雑でないということがわかり、楽譜の購入に至りました。

基本、オクターブの和音が大量に使われている楽曲は練習が大変そうなので、楽譜を見ただけで拒否反応が出ます。一度、ショパン軍隊ポロネーズに挑戦したいと思って、楽譜を買いましたが、書庫にお蔵入りの状態です。 ラフマニノフもオクターブ和音の連続で、特に最後のパート部分は両手の指全部をこれでもか!ってぐらいほぼ全部使うところが出てきます。ちなみに私は特別、手が大きいほうでも小さいほうでもありません。 ただ、ラフマニノフの鐘に関しては、途中の間奏を除き、わりとゆっくりのテンポで弾けること、繰り返し部分が多い、楽曲全体が短いということもあって、譜読みが想像していたより楽でした。

練習にYou Tubeを活用しよう

子供の頃は毎週ピアノ教室に通っていましたが、大人になってピアノを再開してからは、レッスンは月2回のみです。仕事があったり、プライベートの用事があったりすると、コンスタントに毎週通うのは難しいし、レッスン料もかかるので、レッスンに通えない分はきっちり自主練するスタイルでやっています。

ただ一人で練習していると、やっぱり何かしらの壁にぶち当たります。そんなときはYou Tubeで練習している楽曲を検索して、有名なピアニストたちの演奏を聴いたりして参考にしていました。曲の雰囲気を理解するのにはもちろん、とても良いのですが、「良かった。素晴らしい」という感想で終わってしまい、「では、これに近づくにはどうしたらいいの?」というところまでは学べません。特にラフマニノフについては、今まで一度も挑戦したことがなかった作曲家の曲であり、どういう風に弾いていっていいかもわからないということで、You Tubeで検索したところ、「上野淳子ギャレット」さんというピアニストの解説がとても参考になりました。ラフマニノフの鐘については、3回にわたって解説がされており、曲の背景やパートごとの練習方法、譜読みの仕方など、とても分かりやすく解説されています。このような動画が無料で見れてしまうとは、ほんとに良い時代になったなぁとつくづく思います。 なお、鐘以外の楽曲も多数解説されていらっしゃいますので、ご興味のある方は是非動画をご覧頂ければと思います。


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できれば暗譜がベター

子供の頃はピアノの発表会、コンクールで暗譜が必須でした。記憶力もわりといいほうだったので、特に暗譜で苦労した記憶はありません。でも、大人になると記憶力の衰えを感じます。幾度となく、ピアノの先生から「せっかくなら暗譜してやりましょう」と言われたのですが、「無理です。出来ません。」と言ってきました。何度も弾いていれば、なんとなくは覚えてくるのですが、自分の自信のないところは、急にど忘れして頭が真っ白になるときがあります。

ラフマニノフは暗譜まではいきませんでしたが、和音多用パートのところは、ほぼ見なくても弾けるようにしました。というのは、オクターブごと、とにかくあっちこっちに手が跳ぶので、暗譜をしないとスムーズに弾くのが難しかったです。先のところで書いたように同じ小節の繰り返しが多かったり、和音を押さえる指も、真ん中の音は両手で同じ音だったり、両手の1番と2番の指は同じ音だったりと法則性があったりするので、それらを理解していると、楽譜を見なくても弾けるという域まで達しました。

でも、譜面台に楽譜がないと不安になる私・・・。見なくても弾ける曲も、あると安心。お守り代わりのようなものです。

ラフマニノフの鐘の楽譜は↓から。

防音室ならでは弾ける「鐘」!超パワーのある迫力ある楽曲

ラフマニノフの鐘は、ffffとフォルテが4つついたり、旧にppp(ピアニッシシモ)が出てきたりと、とにかく音の強弱が激しい曲です。最後のパートはほぼずっとフォルテ4つで、ピアノが壊れるんじゃないかってぐらい大きな音を出して弾く感じになります。恐らく防音設備がなく、夜にこの曲を弾いたら、苦情が来そうなレベルです。 我が家のマンションの防音室では夜の23時ぐらいで、ラフマニノフの鐘を練習していましたが、音の苦情は来たことはありません。ある意味、防音室の遮音性能の高さを実感できた曲でもあります。