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壁紙が貼り終わり、壁に吸音板、入口と窓にガラスサッシが取り付けられたら、いよいよ部屋は完成です! 部屋が完成したら、引渡しとなるのですが、これはすんなりとは行きません。 新築の住宅をご購入されたことがあるなら、ご経験済みかと思いますが、引渡し前の内覧会で、必ずと言っていいほど、多かれ少なかれ傷、不具合があり、修繕を依頼することになります。これはリフォームでも同じ。 今回はどんな様子だったか、詳しく記事に書いていきます。
必須アイテム!マスキングテープ
工事完了後、出来上がった防音室を見て、まず感動しました。一点の曇りもない仕上がりの部屋に見えましたが、部屋を細かくチェックをしていくと、それは幻想だったと思い知ることに(笑) 木部の汚れ、打痕傷、凹み傷からクロスのつなぎ目の溝などなど、多数の補修箇所が見つかりました。その数、おおよそ30か所以上。私が今のマンションを購入したときの内覧会でチェックした傷は、3LDKの広さで約30個でした。なので、6畳弱の部屋だけで30か所も補修箇所が見つかるとは少し多すぎと感じました。 傷ができる原因としては、養生がきちんとされていなかった箇所や職人さんが腰に巻いている工具バッグが作業中にあたることによるようですが、工具バッグが当たったとしても、養生がされていれば傷は最小限に抑えられるので、今回の傷の多さは、やはり養生がしっかり出来ていないことによるものが主な原因ではと思いました。
傷や汚れなどを見つけたら、まずはマスキングテープ(以下、マステ)をぺたぺたと貼って行きましょう。あとから確認しやすいようにマステの色は白以外で、目立つかつ、上から文字を書いても見やすいものを使うのが良いです。また、貼るときは、マステの端の部分を少し折り返して、つまみ部分を作り、あとから剝がしやすいようにすると、剥がすときに爪で木部やクロスを傷つけることなくマステを剥がせます。凹みなのか汚れなのかわかりにくいものなどは、マステの上に細字の油性ペンでメモを書いておくと、補修してもらうときにわかりやすいです。
ちなみに、壁クロスに貼ったマステは後日、こわもて職人Sさんに「マステの糊が残りやすいから、本当はやめてほしいんだよ」と怒られました・・・。では、「目印はどうやってつけたらいいのか?」までは怖くて聞けませんでした・・・。でも、マンションの内覧会でも、マステを渡されただけで、壁クロスには貼らないでくださいとは言われなかったので、基本はマステで問題ないと思います。
エクセルでチェックリストを作ろう
補修箇所が片手で数えられるくらいであれば、チェックリストの作成は必要ないかと思いますが、数が多くなると、補修前にマステが剥がれてどこかに行ってしまった場合など、補修箇所わからなくなってしまうので、チェックリストを作成して、補修箇所と補修すべき状況、個数を明記しておくと良いです。また、作成したリストは、工事業者側で把握がしやすいように、工事業者の担当者に送っておきましょう。
担当者に送付する際は、エクセルで作成したものをPDF化したものを送るのがベターです。エクセルのままだと、誤操作でデータを上書き、削除される可能性があるので、PDF化にして送付するとより良いと思います。
リフォーム対象場所以外のチェックも必須
補修チェックはリフォームの対象となった部屋以外の箇所も必ずチェックをしましょう。資材の搬入などで、玄関、廊下、その周辺の壁なども工事でついた傷がないかチェックが必要になります。基本的に養生がされているはずなので、そういった箇所は傷はつかないと思いますが、後日かなり時間が経ってから申告すると、修繕してもらえなくなる可能性があるので、工事対象となった部屋と併せて、しっかり確認が必要です。
盲点となりやすい箇所としては、廊下の天井、共用廊下の自宅玄関周辺などです。私は工事後しばらく経ってから気付いたのですが、防音工事をした部屋の外にある換気口についている金属フードが凹んでいました。資材が当たったりしないと、出来ないような傷だったので、工事中に出来た可能性が高いのですが、特に機能に影響があるような箇所ではなかったのと、時間が経っていたので、言えずに終わってしまいました。
他にも注意が必要な箇所は窓ガラスです。マンションの防音工事の場合、共用部となる既存の窓はそのままになるので、工事中の窓ガラスにも傷がつく可能性があります。「解体&養生編」の記事でも、記載しましたが、私はリフォーム後、窓の掃除をしたときに既存の窓ガラスに傷が数ミリ入っていることに気付きました・・・。しかも気付いたのが工事から1年後だったので、工事業者には修繕は自己負担ですと言われました。結果的に窓ガラスの傷はかなり浅く、修繕はしない方向となりましたが、ガラスの傷が深い場合は温度差や結露で、傷が広がるといったこともあるので、注意が必要なようです。ガラスのチェックも工事完了後、すぐにやりましょう。
また、工事前に写真を撮影しておくことも、おすすめしますので、詳細は、「解体&養生編」の記事↓をご覧ください。 yukko-de-memo.hatenablog.com