ゆっこのお宝メモメモ

思わずメモメモしたくなる主婦のひとりごと日記です

ピアノ防音室を作ろう! ~解体&養生編~

2021年9月初旬、防音室の工事がいよいよ開始しました。 前日までに工事予定の部屋から荷物をすべて出して、床は一応簡単に掃除をしました。(床の掃除はいらなかったかも?) そして、物がなくなると、思いっきり声が響くんですね!荷物なしのまっさらな状態は入居前以来でした。そのときは音のことなんて全く気にしたことがありませんでしたが、防音室の検討を始めてから音に敏感になったような気がします。

事前準備:リフォームしない箇所の写真撮影

工事をする際に養生はされるものの、多かれ少なかれ、工具、廃材等で傷がつく可能性はゼロではありません。取り壊してしまう箇所の写真撮影は必要ありませんが、資材の搬入ルートとなる廊下や玄関周辺、また工事予定の部屋に近い壁やドア、居室外の共用廊下の自宅玄関まわりなどは解体作業をする前日にカメラで撮影しておきましょう。事前に撮影しておくことで、工事前からあった傷なのか、工事で出来た傷なのかを確認しやすくなります。小さな傷であれば、補修はそれほど大したことはありませんが、大きな傷となると、物の交換、補修作業が大掛かりとなります。工事の担当業者から聞いた話では、こちらがつけたはずではない傷なのに、工事中で傷がついたと言われたこともあったということでした。カメラ撮影では細かな傷までは写りませんが、大きな傷をつけられてしまって補修費用が高額になりそうなときに、写真があると、ビフォーアフターで責任の所在を明確にしやすくなると思います。

また、マンションの防音工事の場合、共用部となる既存の窓はそのままになるので、窓ガラスも撮影しておきましょう。私はリフォーム後、窓の掃除をしたときに既存の窓ガラスに傷が数ミリ入っていることに気付きました・・・。しかも気付いたのが工事から1年後で、工事業者には修繕は自己負担と言われました。工事費用も高額で、傷もひび割れする可能性は限りなく低い浅い傷ということだったのと、既存窓の交換は管理組合の指定業者などいろいろ面倒なことになりそうだったので、とりあえず修繕しないということにしました。

私はカメラ撮影のことまでは頭になく、そのまま工事突入となりましたが、これからリフォームをされる方は念のため、工事前に写真を撮っておくことをお勧めします。

「引き渡し&修繕編」の記事も併せてご覧頂ければと思います。

6畳一間なら解体は1日で終了

工程表では、「解体&養生」で2日間の作業を予定していましたが、実質は1日で終了しました。マンションの工事は、9-17時と規約で決まっておりますが、職人さんたちは、8:30ぐらいから来て準備を始めるので、私は8時にはスタンバイしていました。

解体作業では4~5人ぐらいの職人さんと、防音工事会社の営業担当の方がいらっしゃいました。 私のマンションの場合、直床だったので、床の解体はなし。壁については解体する場所としないところがありました。天井はすべて解体、クローゼットはユニット式だったので、そちらも解体して無くなりました。入口ドアについては、床などをある程度作りこんでから解体ということで、初日にドアは残ったままでした。

解体によってマンションの不具合がわかる!?

解体はドアを閉めて行われていたので、一部始終を見てはいませんが、ある程度壊したところで、防音工事の営業担当の方が、「少し中を見ますか?」と聞かれたので、そう人生にリフォームが何度もあることではないので、是非とお願いして、見せてもらいました。

ケルトン状態になったことにびっくりというのが正直な感想でしたが、営業担当の方から「しっかりしたマンションの作りになっていますよ!安心してください」と言われました。リフォームによる解体作業によって、コンクリートにヒビが入っていたり、手抜き工事だったり、設計図と違ったりということが発覚するケースがあるそうです。

ヒビなんかは、石膏ボードや壁紙を貼ることによって見えなくなる場所なので、そのまま放置されて、住んでる人間は気づかないということらしいです。 設計図と違っていた場合は、予定していた工事の内容から変更が出るケースがあるそうですが、施主側にそれを説明してもなかなか納得してもらえないことも多く、苦労するとも言われました。幸い、私のマンションではそういったことは起きませんでしたが、リフォームも一筋縄でいかないことがたくさんあるんだと思い知らされました。

ちなみに解体したことによって、部屋の大きさのめどがつくのですが、当初の予定より、部屋の面積は広く作ることができると言われて、それはちょっと嬉しいニュースでした。

養生はしっかり!不安なところは追加で依頼しよう

解体と同時に養生も行われます。防音室になる予定の部屋は、玄関入ってすぐの廊下沿いにある洋室です。向かいは寝室となっており、廊下奥にリビングがあります。養生は玄関扉、玄関にある靴箱、廊下の床、廊下沿いの壁、寝室のドアなどが養生されました。壁に関しては下から半分ぐらいの位置までが養生され、上のほうは養生はありませんでした。

リビングと廊下の間にドアはあるのですが、工事で出る粉塵などがリビングのほうに入らないよう、廊下の途中に養生板でドアのようなものが作られました。 工務店が準備してくれた養生でほぼ問題なかったのですが、玄関入口の天井が下がり天井になっていて、工事期間中に天井の壁紙に傷を発見しました。玄関入口の天井は追加で養生してほしいとお願いして、追加してもらいました。他にも養生があたってなかった廊下の壁紙の上のほうにも傷を発見。こちらは工事終了後の補修で直してもらえるということで追加養生はお願いしませんでしたが、傷を発見したときはわかるようにマスキングテープを貼っておくとよいです。 あとは、靴箱に貼られていた養生板は靴箱の化粧板の材質のせいか、養生テープがとれやすく、頻繁に落下していました。リフォームで多少傷がついて、それがあとから修正可能なものだとしても、やはり傷はなるべくつけられたくないものです。養生に不安を感じたところは遠慮せずに職人さんに伝えましょう。