ゆっこのお宝メモメモ

思わずメモメモしたくなる主婦のひとりごと日記です

ピアノ防音室を作ろう! ~アクセントクロス編~

過去記事で書きましたが、防音室になる部屋の壁紙選びにはとても苦労しました。 壁紙については、工事開始前に決めてしまっていたので、あとは完成を待つだけと気楽に考えていましたが、工事が始まって数日後、職人さんから「実は、廊下も壁紙の交換が必要になりまして・・・」と言われました。

廊下の壁紙交換が必要になったのは、防音室の入口となる二重サッシを作るのに、廊下側の壁を一部壊すから、壁紙もボロボロになりますという説明でした。

「えっ!?まじで!?それならもっと早く言ってよ。」と心の中で叫びました。また、あの苦労をするのかと思うと、ちょっと憂鬱になり、しかも、交換が必要な壁紙は廊下の片側だけということで、余計に頭を悩ませることになりました。 では、どうやってそれを解決したのかをこの記事で紹介したいと思います。

まずはマンションの施工会社へ確認しよう

廊下の壁紙を左右両方交換ということであれば、単に新しい壁紙を選べばよいので、マンション(or戸建て)の施工会社に確認の必要はないと思いますが、私の場合、とりあえず片側は交換となりますと言われたので、同じ壁紙がないかを施工会社に連絡してみました。

施工会社へ連絡すると、我が家のマンションに使用されている壁紙のメーカーと型番を教えてもらうことができ、早速、壁紙メーカーへ問い合わせしてみました。壁紙メーカーからの回答は、「もう10年近く前のものなので、廃盤になっています。そして、その型番はデベロッパー向け(いわゆる業務用)のものなので・・・」ということでした。

撃沈です・・・。リフォーム業者からは、「似たような壁紙を選べばいいんじゃないでしょうか?」と言われ、また超分厚いカタログを手渡されました。

アクセントクロスも選択肢に!

元あったものと似たような壁紙を選ぶというのは簡単なようで、難しいです。カタログを眺めていると、似たようなデザインはたくさんありますが、やはりどれも微妙に違います。左右で似ているけど、微妙に違う壁紙って正直どうなんだろう・・・と思い、同じものがないから他で埋め合わせした感が出て、逆にダサいんじゃないかと思い始めました。

そこで思いついたのがアクセントクロスです。一番最初の壁紙を決めるときに、カタログや参考となりそうなネットの画像を眺めていたときに、同じ部屋の中でも違う壁紙を使っている事例を見たので、どうせなら、左右違うものでも全然ありかなと思うようになり、アクセントクロスにする方向で考えることにしました。

迷ったらインテリアのプロに相談

過去記事の内装編でも書きましたが、インテリアセンスには全く自信がありません。アクセントクロスにすると決めたものの、色選びや柄選びに失敗すると、似たような壁紙を貼るより、もっと悲惨な結果になると思いました。

そこで、ここはやっぱりプロのお世話になるためにショールームに行ってみようと、壁紙メーカーのホームページを見てみることにしました。最初の壁紙カタログはリリカラを渡されましたが、廊下に関しては、サンゲツというメーカーのカタログでした。

サンゲツのショールームは全国にいくつかあり、関東近郊なら、品川でした。品川のショールームに行ってみようと思ったものの、コロナ禍で来場人数を制限していることもあって、かなり先まで満席でした。これだと間に合わないと目をつけたのが、オンラインコンサルテーションでした。でも、これも大人気で、近々の日程はほぼ満席でした。唯一予約をとることができたのが、金沢のショールームのオンライン相談です。

オンライン相談は1時間で、Zoomを使って行われました。事前に部屋の見取り図を送り、壁紙交換予定の場所はマーキングして、わかりやすくしておきました。当日はサンゲツの担当者の方とパソコン画面をシェアしながら、廊下の写真を見せたり、防音室が透明ガラスの二重サッシであることやガラスから見える部屋の内装の色なども伝えました。また、自分で壁紙のカタログを見て、気になる壁紙の品番も伝えました。

さまざまなアドバイスを頂き、私が希望した壁紙サンプルとサンゲツの担当者が提案してくれた壁紙サンプルを無料で送ってもらいました。もしあとから追加でほしい場合は、ホームページからビジネスユーザーの登録をすれば、無料でサンプルの取り寄せが可能です。ビジネスユーザーと言っても、私のような個人客でも登録できます。

サンプルは自前での取り寄せ分と併せて、約20枚くらい取り寄せしました。カタログで見ていいなと思っても、やっぱり壁に合わせてみると、なんか違うなぁというのがたくさんあり、最終的に3、4枚に絞りました。私一人だけの意見ではなく、夫にもアドバイスを求めたりして、最終的には2つになりました。

悩みに悩んで最後に選んだのは、一番最後にサンゲツの担当者の方がおすすめしてくれた大きな柄入りの白ベースの壁紙でした。柄といっても、図形模様のシンプルなものです。絶対自分ならチョイスしないであろうものでしたが、一番最後にピンときたのが、前述の壁紙でした。

さすがプロ!出来上がりは最高!

プロのおすすめ、かつ自分で最終的にこれがいい!と思っても、やっぱり壁紙が実際に貼られて出来上がりを見るまでは、仕上がりに不安がありました。リフォーム業者の営業Kさんに廊下の壁紙を発注した際にも、「あれっ?こんな感じのを選んだのね」とちょっと不思議そうな感じでした。

そして、いざ出来上がってみると、かなりおしゃれな感じに仕上がり、自分でもびっくりしました。廊下の左右で壁紙が違っても全く違和感なしでした。やはりさすがプロの見立てと思った瞬間でした。営業のKさんも「すごくいい感じですね。結構、意外なチョイスだったので、どうなるかなぁって思ってましたが、これで正解ですね!」と言ってもらえました。

アクセントクロスにしたことは結果的に正解でしたが、やはり壁紙選びに悩んだことには変わりありません。今、振り返ると、壁を壊さないほうの壁紙も貼り替えしてもらえないか、交渉してもよかったかなと思います。そのほうが、壁紙のチョイスにあまり悩まずに済んだかなと思います。壁紙自体はそこまで値段が高いものではないですが、職人さんの貼り替え工数としては増えるので、廊下左右とも貼り替えを希望した場合は、追加料金は請求されたかもしれません。