ゆっこのお宝メモメモ

思わずメモメモしたくなる主婦のひとりごと日記です

ピアノ練習記録 ~リスト「コンソレーション第3番」~

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みなさん、作曲家でありピアニストのリストはご存じでしょうか?
一番有名な曲は「愛の夢第3番」だと思います。あの流れるような旋律が本当にきれいで素敵な曲です。 でも、リストの曲は本当に難しい・・・。まず、手が大きくないと不利な曲が多いです。(リストは手がかなり大きかったようです。) 私のレベルでは、愛の夢がなんとか弾けるレベルで、恐らくリストの曲に挑戦するのは、これが最初で最後だと思っていました。

しかし、今回、リストの「コンソレーション第3番」に挑戦し、4回目のレッスンで合格をもらったので、その練習記録を記事として書きたいと思います。 この曲との出会いは、以前ラフマニノフの練習で上野淳子ギャレットさんの動画を見たときに、上野さんが別動画でこの曲の練習方法を紹介していて、たまたま開いて曲を聞いたのがきっかけです。

譜読みはとても簡単だが、きれいに弾くのは難しい

リストの中では難易度は易しいレベルで、難しいフレーズや和音などはありません。似たようなフレーズの繰り返しも多く、覚えやすいメロディだと思います。

ただ、美しく旋律を奏でるという意味では難しい曲だと思います。 ピアニッシシモが続くところが多く、小さな音を弾くのが苦手な私にはその点については難度があがりました。急に1か所だけ大きな音が出たり、小さく弾こうとしすぎて、音が出なかったりとバラつきが出てしまいまいた。特に左手でオクターブ飛んだあとに弾く次の音がボンと急に大きくなってしまうので、そうならないように神経を使う曲でした。

苦手だった●分音符4個 & 3連符の組み合わせ

リストのコンソレーション第3番の楽譜をチラ見したときは、とても簡単そうに見えて飛びついてしまった私ですが、私の不得意とする「●分音符4個 & 3連符」の組み合わせが「右手16分音符4個、左手3連符」となって、何度かこの曲には登場することがわかったときは、少し後悔しました。特に最初の1拍目がタイになっているので、余計に難しく感じます。↓のようなフレーズの箇所です。

全音ピアノピース:リスト「コンソレーション第3番」より

右手3連符、左手8分音符2個なら、「3÷2=1.5」で単純に割り切れるので、機械的に音符を当て込むことができるので難しくはありませんが、「4÷3」は「1.3333333333.........」と永遠に割り切れないので、どうやって弾いていいかというのが理解できないままでした。 私の性格上、どっちかという白黒つけたいタイプ。こんな割り切れない組み合わせ、どう考えても数学的に無理でしょ!と思ってしまいます。 ちなみに、子供の頃、ショパンの子犬のワルツという曲で、「4分音符4個 & 3連符」が1か所だけ登場するところがあり、当時のピアノの先生には何度も「違う!!」と怒られたトラウマのフレーズでもあります。発表会用の曲だったので、先生の指導もかなり熱が入っていたこともあり、何度もこの部分を練習させられました。リズムを体で覚えてみたいな感じで言われた記憶がありますが、結局よく理解できないまま、適当にごまかして最後は弾いていたと思います。

上野淳子ギャレットさんの動画では、この「●分音符4個 & 3連符」の練習方法について説明があり、メトロノームを使いましょうとなっています。 動画での説明は開始から10分あたりのところから始まります。


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「●分音符4個 & 3連符」の練習方法で、メトロノームを使った練習方法は今までやったことがなかったので、半信半疑でやってみました。練習方法としては、カチカチとメトロノームを鳴らしながら、まずは片手ずつ練習します。片手練習を繰り返したのちに、メトロノームを鳴らしたまま、両手であわせるというやり方です。練習方法としては単純なのですが、この方法でやると、あっ、なんとなくちゃんと右手と左手がうまく合っているかも・・・となります。

実際にピアノのレッスンで先生にこのフレーズ部分を弾きましたが、合わせ方は間違っていないから大丈夫ですよと言ってもらえたので、メトロノームによる練習の成果だったと思います。このような右手と左手で割り切れない音符の組み合わせは、ショパンの幻想即興曲でも多用されていて、恐らく自分がこの曲に挑戦することはないだろうと思っていましたが、「●分音符4個 & 3連符」がクリアできたので、いつか幻想即興曲にも挑戦してみたいと思います。

左手が無音になるときのリズム取りが意外と難しい

曲の途中で何か所か左手が無音になり、右手だけを弾く箇所があります。 左手3連符から右手3連符になるところは左手のリズム感のまま右を弾くことができるので、リズムが崩れることはないのですが、左手3連符の拍子から右手が8分音符4個になると、左手の拍子取りが無くなったことで、リズム感がわからなくなり、右手がゆっくりになってしまうという現象に悩まされました。

ここはメトロノームを使って、まず右手だけで練習して、リズム感を体にしっかり覚え込ませました。そのあと、メトロノームと一緒に両手で練習という手順でやりました。こうすることで、右手の遅れがちなリズムを正しい速さで弾くことができます。

コンソレーション第三番の楽譜は↓です。