ゆっこのお宝メモメモ

思わずメモメモしたくなる主婦のひとりごと日記です

ピアノ防音室を作ろう! ~内装編~

工事開始まで残り2週間!防音室のリフォーム検討を始めたころは、内装なんかも担当者の方が手取り足取り一緒に考えてくれて、素敵な内装に!なんて思っていましたが、そんな甘いものではありませんでした。 基本すべて自分で考える・・・、そしてインテリア関係のセンスには全く自身のない私は、一番難度の高いタスクでした。 この難局をどう乗り切ったかを今回の記事で紹介したいと思います。

まずは全体のコンセプトを考える

大それたコンセプトがあったわけではありませんが、防音室になる予定の部屋は、玄関入ってすぐの場所であり、防音室の扉は、木製ドアではなく、透明のガラスサッシで中は丸見えになる構造でした。すりガラスの提案もありましたが、以前ピアノの運送業者に下見に来てもらったときに、ガラスサッシにするなら、グランドピアノがインテリアになるので、かっこよく見せる置き方も出来ますよというアドバイスがあったので、ガラスは透明と決めていました。

ちなみになぜ防音室入口をガラスサッシにしたかというのは、遮音性、値段、ピアノの搬入のしやすさです。 遮音性については、木製ドアより2重のガラスサッシのほうが遮音性は高くなります。でも、値段は遮音性能が上のガラスサッシのほうが安いです。これは他の防音工事業者の見積でも同じでした。また、ピアノの搬入については、ガラスサッシのほうが入口が大きくなるので、圧倒的にピアノの搬入はしやすいです。この3点から、ガラスサッシを選択しました。

話を元に戻すと、インテリアとしてグランドピアノを見せるなら、防音室の内装は生活感を感じさせないものにしたいという希望が漠然とありました。また、防音室の内装と他の生活空間とは全く違った雰囲気になっても全然チグハグ感はないという工事担当者からのアドバイスもあり、他の部屋との統一感は一切考えず、防音室のためだけの内装選びをしました。

コンセプトが決まったら、次は壁クロス、フローリングなどをどれにするか決めていく必要があります。 なお、ここからの色決めについては、私の個人的な見解です。私はインテリアの専門家でも、デザイナー関係の職業でもありません。ただ、リフォームをやって振り返ってみて、センスに自身のないド素人な私がなんとかうまくまとめ上げた経験に基づいて書いていますので、その点ご了承ください。

色決めは選択肢の少ないものから

壁クロスやフローリングを決めるということは、部屋の色が決まっていくことになります。まず、壁クロスのカタログから見ることはおすすめしません。なぜかというと選択肢が多すぎるからです。壁クロスのサンプルカタログは、とっても分厚い!私は1冊渡されただけでしたが、数冊渡されるとものすごいことになると思います。なので、あれもこれもと目移りして、なかなか決まらなくなります。どうしても、この壁紙にしたいという強い希望がない限りは、他のものから選んだほうが負担が少ないです。

私の場合、防音室のリフォームで、吸音パネルを設置する必要があり、それに使用する専用クロスの選択肢が6つしかありませんでした。しかも、防音室に入って一番奥の壁全体がこの吸音パネルになるということで、部屋の壁の3分の1ぐらいが吸音パネルのクロスの色になります。色はブラウン系3色、グレー系3色でした。ブラウン系はイメージがわかず、グレー系の中から選ぶことにしました。グレーも濃淡があり、どれにするかかなり迷いました。生地サンプルだけ見ると、薄いグレーがきれいに見えましたが、ネットでいろいろ調べてみると、薄い色は遠くから見たときにぼやーっと薄汚れた感じに見えることがあるので、ワントーン暗い色にしたほうがきれいに見えるというアドバイスを見つけました。濃いグレーはサンプルだけみると、こんなに濃い色使って大丈夫かな?と思いましたが、ネットのアドバイス通り、一番濃いグレーを吸音パネルのクロスの色として決定することにしました。

その次に決めたのは、フローリングです。フローリングは、「NODA」「パナソニック」の2社のカタログサンプルを渡されました。品質に差はほとんどないということで、どちらも6色ほどで色も似通ったものが多かったです。個人的にはNODAのほうが色がきれいで好みだったので、NODAのカタログからフローリングを決めました。黒に近い濃い色は埃が目立ちそうだったのと、防音室の広さも6畳未満と狭いので、色は明るいものにして、広くみせたいと思いました。また、明るい色の中でも生活感があまりでなさそうな「アッシュ系ホワイト」を選びました。

吸音パネルのクロス、フローリングと決まったら、最後は壁クロスの決定です。これが一番大変でした。オーソドックスな白、色付きのもの、柄もの、キャラクターものと、カタログにはいっぱいあります。他にも、防カビ、吸湿など機能的な違いがあるクロスも。あまり色は増やしたくなかったので、壁クロスはとりあえず白と決めました。白でも、エンボスの形によって、印象は全然違います。 次の章では、最終的にどう決めたかを書きます。

サンプル取り寄せとネットのシミュレーションを活用

2015年にお風呂をフルリフォームした際は、カタログの中から自分で選んだものをメーカーの人が仕上がり予想図を3Dイメージで作ってくれて、メールで送ってくれました。 今回、3D図面作成のサービスはありますか?と工事業者の担当者に聞きましたが、確認しますと言ったもののすぐに返事はありませんでした。急いでいたというのもあり、私もあまり返事を待つ余裕もなかったので、おそらく3Dイメージ図は作成なしと判断し、自分でできる限り、部屋のイメージに近いものを作れるサイトがないか調べました。 無料で利用できる内装のシミュレーションサイトがいくつかあります。フリーフォームで、家具や内装、ドアの位置など細かく設定して、イメージ図を作れるサイトもありますが、時間もかかってしまい、面倒なので、メーカーサイトなどでざっくりイメージを作るほうが簡単です。そのメーカーの商品を使わなくても、色を似たようなものを選べば、部屋の全体的な雰囲気がわかる程度に確認はできます。私のおすすめサイトは↓です。

sincol-group.jp

壁クロスについては、カタログを見ながら、デザイン、色、素材の確認はできますが、カタログのサンプルはとても小さい布の切れ端です。なので、カタログでよいと思っても、サイズが変わると、イメージと違ったということがあります。そこで、大きいサンプルを取り寄せてみる必要があります。大きいサイズのサンプルはどうやったら、もらえるの?となりますが、方法はいくつかあります。

  • クロスメーカーのサイトで取り寄せる(無料or有料)
  • リフォーム店、工務店経由で取り寄せる(基本無料)
  • インテリアショップのサイトで取り寄せる(基本無料)

クロスメーカーのサイトでの取り寄せは、会員登録をすることで無料でサンプルをもらえる場合もありますが、工務店経由でない個人申込は有料になるなど、対応はさまざまです。リフォーム店、工務店経由で取り寄せもしてもらえるみたいですが、ワンクッション間に挟むことになるので、直接申し込みするより、手元に届くのに時間がかかります。 私は一番手軽に申し込みできそうなインテリアショップのサイトで申し込みすることにしました。ただ、1回に申し込みできるサンプルは3枚までと制約がある場合も・・・。なので、いろいろな種類が欲しいときは、複数のお店を利用する必要があります。また、一度の申し込みが3枚までと決まっていても、手元に届いて確認してから、再度追加で申し込み可というお店もあります。このサンプル取り寄せは、ロールスクリーンの生地もOKなので、壁クロス以外のものも取り寄せ可能です。併せてコーディネートしたいものがあれば、まとめて取り寄せしましょう。

下記のRESTAというお店は無料サンプルが5枚まで請求OKで、欲しい商品のページから「サンプル請求」ボタンを押すと注文できます。もし、もらったサンプルが気に入らなければ、サンプル到着後に再度5点までのサンプル請求もできます。ただ、サンプルが届いてから再度申し込みとなると、時間がかかるので、別のお店のサイトを使うなど、複数サイトで申し込みするのがよいと思います。サンプルは通常、メーカーから自宅へ直送されます。

私はこれらのサンプル請求サイトを利用して、壁クロス、ロールスクリーンのサンプルを取り寄せしました。 大きさとしてはA4サイズのものが届きます。実際、取り寄せてみての感想ですが、まず思ってたのと違う!!というのがいくつもありました。壁クロスは5、6枚ぐらい取り寄せしましたが、候補として残ったのは2枚だけでした。ちなみに工事業者から渡されていたカタログが「リリカラ」だったので、そこから選びました。もし他のメーカーがよいときは、工事業者に頼めばカタログを貸してもらえると思うので、聞いてみるとよいです。ちなみに、メーカーから直接サンプル取り寄せもしましたが、これはまた別記事で詳しく書きます。

さて、大きいサンプルも取り寄せて、2枚の中から1つだけ選びましたが、これで決めてしまうのはまだ早いです。 さらに大きな壁紙で確認することをおすすめします。ここまで来ると、クロスを買うしかないのですが、壁クロス自体はそこまで高いものではありません。数メートル単位でしか購入できないとこもありますが、私が購入した下記のネットショップは、1メートル単位で購入できました。1メートルあれば、イメージをつかむのに十分な大きさなので、最低単位で注文して、費用は送料含めて1500円程度でした。大きな壁紙を壁に貼ってみることで、よりしっかりイメージを掴むことができます。後悔しないためにも、1500円程度は必要経費として、注文することをおすすめします。

www.matusou.co.jp