ゆっこのお宝メモメモ

思わずメモメモしたくなる主婦のひとりごと日記です

大人になっても克服できるピアノの指練習 ~ドホナーニを使った指の独立編~

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みなさん、大人になったら子供のときに比べて、体の柔軟性、記憶力などが悪くなったと感じるときはありませんか? 老化というとなんだか嫌な響きですが、仕方ないと受け入れつつも、私はそれになるべく逆らって生きていこうと日々思っています。 今回の記事はピアノの指練習がお題となりますが、ピアノをやっていない人でも、苦手を克服するメソッドとして他のことにも通ずるものがあるのでは?と思いますので、是非読んで頂けたら♪

左手が思うように動かない

利き手が右手の人は左手を使って何かをするのは苦手だと思います。ただ、子供の頃は左手で文字を書くとかそういったことは出来なくても、ピアノに関しては左手が思うように動かず苦労したという記憶はありません。

大人になってピアノを再開してからは左手、特に薬指と小指の動きの悪さを感じ、左手で細かい動きがある曲はかなりしんどい思いをすることになりました。

指練習の教則本というと、代表的なものが「ハノン」になりますが、子供のときはハノンのつまらなさを感じていても、指が動かなくてつらいということはなかったです。大人になって、ハノンをおさらいすることになり、いざ練習してみると、左手の音が全く安定せず、薬指と小指がもつれて、その部分だけ急に音が速くなったり、遅くなったりしていました。リズム練習、メトロノーム練習、繰り返し練習などで、少しずつ左手の動きは改善するようになりましたが、それが通用したのも練習曲24番まででした。練習曲25番からは薬指と小指の打鍵が反復する動きがあり、それまでと同じような練習方法をとっても、左手の薬指、小指が思うように動いてくれませんでした。練習曲24番までは1曲につき、レッスン1、2回で次に進めていましたが、25番からは3、4回やっても次に進めず・・・。

そこで、指の独立練習を本腰を入れて始めることにしました。だいぶん前にピアノの先生から指の独立によい楽譜の一部を渡されていましたが、数回やって放置。楽譜の中身自体は全く難しいものではなく、単調な練習なのですが、独立していない指をひたすら鍛える内容なので、指が動かない人にとってはハードな練習になります。でも、これを毎日、約1か月程度続けたところで、左手の動きにかなりの改善が見られるようになりました。

私が指の独立のための使った教則本は↓です。

じっくり片手練習

さきほど紹介した教則本はどんな練習なのかというを一部紹介します。 まず、左の1番(親指)でシ、2番(人差し指)でラ、3番(中指)でソの鍵盤を押さえます。ソラシの鍵盤を押さえたまま、左の4番(薬指)でファ、5番(小指)でミを交互に打鍵して音を出します。次は、さきほどと同じ指番号でファラシ鍵盤を押さえたまま、ソとミの音を交互に打鍵します。 指が独立していないと、鍵盤を押しっぱなしにする指が動かす他の指に釣られて動いてしまい、鍵盤から離れてしまいます。 練習としては単純ですが、指が釣りそうになる嫌な練習です。

まず練習をするときは、片手だけでやることをお勧めします。ハノンのときもそうですが、動きがよい手(私の場合、右手)と一緒に練習すると、右手の動きや早さにつられて、動きが悪い左手のほうもうまく出来ているように聞こえてしまうので、必ず片手練習を心がけてください。

最初はどんなに遅くてもいいので、まずはゆっくり動かします。「鍵盤を押しっぱなしにする指が動かす他の指に釣られて動いてしまい、鍵盤から離れてしまう」というのを防ぐのに私が効果的だと思った方法は、離れて浮いてしまう左の指をもう一方の右手で軽く押さえて固定することでした。この状態で、動かすべき指をゆっくりゆっくり打鍵します。このときに無理に動かそうと、手首にぐっと力を入れてしまうと手を痛めてしまうので、手首の力は抜いて練習してください。この練習を続けて、少しスムーズに動くようになったかなと思ったら、今度は右手で押さえるのはやめて、押しっぱなしにする鍵盤が離れて浮かないことを意識しながら、左手だけでゆっくり練習します。ゆっくりした速さでスムーズに動き始めたなと思ったら、少しスピードを上げてテンポよく動かしてみてください。

私はこの練習を1か月ほど、ピアノの練習の一番最初に取り入れました。時間にして、およそ5~10分です。最初はなかなか出来なくて投げ出したくなりましたが、毎日続けていると、あるときを境に少しずつ指が独立し始めたと感じるようになりました。まだ右手と同レベルというまでには達していませんが、なかなか合格が出なかったハノンの25番もやっと次に進めました。練習をやめれば、また動かなくなってしまうので、この練習だけはこれからも続けようと思います。

ちなみにドホナーニの教則本は、他にもいろいろな指練習がのっていますが、ハノンと似たような内容もあったりするので、やるとしたら、最初の数ページで良いと思います。特に1ページ目(上記で紹介した指練習)が一番効果的だと思います。

継続は力なり

この言葉、小学校の担任の先生がよく言っていた言葉です。子供の頃は、あまり心に響く言葉ではありませんでしたが、大人になって、続けることの大切さというのを実感します。

私は英会話も習っていますが、読む書くは得意でも、聞く話すは苦手意識があります。今は週1回しか英会話の勉強はしていませんが、一時期はオンラインレッスンを毎日30分受講していました。毎日練習していたときは、英語がスラスラと口から出てくる、先生の話す英語もしっかり聞き取れるといった状況でした。毎日のレッスンをやめてしまってからは、また少し英語力が落ちてしまった気がしますが、週1回でも触れるのと触れないのではやはり違いがあります。

あと、これは夫の話になりますが、スポーツクラブのヨガのレッスンで、足のグーチョキパー運動というのがありました。夫はグーはできても、チョキとパーは足の指が全く動かずできませんでした。夫も悔しかったのか、家でお風呂上りに練習を続けて、チョキとパーもできるようになりました。

「出来ないことも少しずつやっていけば出来るようになる」を続けていきたいと思います。

指練習に関する記事を読みたい方は↓もどうぞ★ yukko-de-memo.hatenablog.com