ゆっこのお宝メモメモ

思わずメモメモしたくなる主婦のひとりごと日記です

やっぱり基本が大事!ハノンとツェルニーでピアノの指練習をしよう

ハイブリッド電子ピアノは1年で手放した話をする前に、そこまでに至る経緯を書きたいと思います。 記事のタイトルと一瞬関係ないんじゃない!?と思われるかもしれませんが、最後まで読んで頂ければ話は繋がります。

新しい先生の指導

過去記事で5年間習ったピアノ教室を辞めたということを書きましたが、そこでのレッスンは弾きたい曲だけを練習するというスタイルでした。私としても、子供の頃にピアノを習っていて、基礎的なことはわかっていたのと、先生から特にハノンやツェルニーといった指練習に必要な練習をレッスンでやりましょうとも言われませんでした。 子供の頃はハノン、ツェルニーをしっかりやり、先生から指定された曲を弾くというスタイルでした。正直、ハノン、ツェルニーはつまらなくて、面白くはありません。なので、大人になってのピアノ教室では、弾きたい曲だけを弾くぞ!という感じで、それでよいと思いながら5年通いました。たまに指練習なるプリントを渡してくれましたが、強制的なものではないので、もちろん家でやることはほとんどありません。

20年近くブランクがあったとはいえ、楽譜の読み方は知っているし、感もだんだんと取り戻せて、弾きたい曲はそれなりに弾けるところまで戻りました。でも、子供の頃に弾けたレベルと同じところまでには戻りませんでした。楽譜通りに弾けるけど、ただそれだけ。完成度という意味ではいまいちな仕上がりでした。

年齢的な問題?電子ピアノのせい?先生の指導力

どうしたらもっとうまく弾けるようになるのかな?と思いながら、5年間通ったピアノ教室をやめ、新しいピアノ教室に通い始めます。新しいピアノ教室の先生は私が子供時代に習っていた先生と同じ音大の出身でした。新しい先生からは「ハノン、ツェルニーは持っていますか?」と聞かれ、「子供の頃にはやっていましたが、前の教室ではやってませんでした。」と伝えました。「やっぱり指の練習はしたほうがいいので、やりましょう」と言われ、ハノン、ツェルニーをやることになります。

月2回のレッスンでも効果は十分

子供の頃は毎週レッスンに行き、月4回通っていました。ピアノという習い事は日々の練習が大切で、お教室に行った日だけやればいいというものではありません。大人になってからはどれぐらい練習できるかもわからないし、仕事があったりすると、毎週コンスタントに通うのは難しいです。なので、先生と都合のよいレッスン日を相談しながら、月2回通うというスタイルでやっていました。また、練習の効果をきちんと見てもらえるように、レッスンとレッスンの間は2週間ぐらいあけるようにしていました。それは、前の教室でも、今の教室でも同じスタイルです。

前の教室では自分の弾きたいと思った曲を1時間みっちり教えてもらっていました。新しい先生のところでは、ハノン、ツェルニー、自分の弾きたい曲を1時間の中でやることになりました。なので、前の教室ほど、自分の弾きたい曲を指導してもらえる時間は必然的に少なくなります。最初は大丈夫かな?と思っていましたが、よく考えるとこれは子供の頃のレッスンスタイルと同じなんですね。半年ぐらいたつと、あれっ!?上達度が早くなった気がする!と自分でも感じ始めます。そう思うと前よりもずっとピアノがより楽しいと思えるようになってきました。ここで、効率的な練習が重要だということに気付かされます。自分の弾きたい曲だけに時間をめいいっぱい割いたとしても、うまく弾けるようにはならないということです。

指練習とメトロノーム

大人になると子供のときほど柔軟性にかけてくるので、やはり指の動きはよくありません。ピアノを再開して1年目のときに実は右手が腱鞘炎になりました。水の入った鍋が持てず、日常生活に支障が出ます。結局、整形外科に通い、治療をして数か月で回復はしましたが、手が痛くて当時はしんどかったです。今思うと腱鞘炎になったのも、指練習をしなかったことで、無理な力がかかっていたのが原因だったのかなと思います。

新しい先生のところで、ハノンとツェルニーを始めた当初は、指の練習はとてもきついものでした。ハノン、ツェルニーに関しては譜読みが難しいというのはないのですが、指を広げたり、難しい曲を弾くためにテクニックが散りばめられているので、譜読みが簡単でも思うように手が動いてくれませんでした。利き手でない左手は右手に比べてかなり苦労し、特に中指、薬指、小指の動きが悪く、これは今でも練習をさぼるとすぐに指が動かなくなります。しかも、私が持っていたツェルニーは40番。30番は子供時代に終えており、40番の最初のほうで、ピアノ教室をやめています。この40番は音大を目指していくレベルの人たちがやるような内容らしく、大人の私になってからはハードな内容でした。

また、練習ではメトロノームをしっかり使って指導されました。メトロノームなしで練習していると、やっぱりリズムがバラバラなんですね。特にハノンを練習するときには、メトロノームを使って、正確にリズムを刻む練習をすると、ゆっくりしたテンポから速いテンポへと段々ステップアップしていけるようになり、指がしっかりまわるようになりました。あとは、リズム練習も大切です。ハノンの最初のページに、リズムを変えて練習する説明があるのですが、かなり効果があります。子供のときは全く覚えていませんでしたが、持っていた楽譜を読み返すと、子供のときにもやっていたことがわかりました。

そんなこんなで、新しい先生のところへ来てピアノも上達速度が速くなりました。でも、ちょうど上達したかなと思い始めたところで、買ったばかりのハイブリッド電子ピアノにも満足が出来なくなってきます。

この続きは次回の記事で。

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