ゆっこのお宝メモメモ

思わずメモメモしたくなる主婦のひとりごと日記です

ピアノ防音室を作ろう! ~防音工事業者の選び方 現地調査編~

さて、見積を複数社から集め、現地調査に来てもらう業者の絞り込みまで完了しました。 現地調査に来てもらった業者は4社です。 現地調査でやることは?抑えておくべきポイント、質問したほうがいいことなどなどを経験を元に書いて行きます。 具体的な社名を出すといろいろ問題が起きる可能性もあるので、A~D社という表現で記載をします。 実際に防音室を検討していて、ここの業者さんはどこ?というのを知りたい方がいましたら、問い合わせフォームからメッセージをください。 ※なお、D社は現在、個人宅向け防音室の施工から撤退をしております。A~D社以外で防音室の施工を依頼されて、「そこに頼んで良かった!」と非常に満足されている知り合いがいますので、A~D社以外の情報もメッセージを頂ければ、ご案内できます!

現地調査までに準備しておくこと

1.質問事項をまとめておく

質問といっても何を聞いていいかわからない!となるかもしれませんが、ちょっとでも気になることはどんどん質問したほうがよいので、リストにまとめておくのをお勧めします。私の場合、フローリングはどんなものを選べるのか、クローゼットはどれぐらいの大きさになるのか、契約はどのタイミングでするのか、など色々確認しました。

2.竣工図の閲覧希望の確認

業者によっては、竣工図を確認したいと言われる場合があります。私が現地調査依頼をした業者も4社中3社が確認したいと言ってきました。竣工図は「工事中に発生した設計変更などをもとに設計図を修正し、実際に竣工した建物を正確に表した図」のことで、設計図、施工図などとは異なります。 じゃあ、この竣工図ってどこにあるの!?となりますが、基本的には管理室で保管されているはずです。管理会社の担当者や管理人さんに聞けば、保管場所を教えてくれます。ただ、この竣工図がないことも・・・。途中で管理会社が変わった場合などで引継ぎが適切にされないと、この竣工図が無くなってしまっているケースもあるそうです。 竣工図がない場合、リフォームできない?と思われるかもしれませんが、それは心配ご無用です。あるに越したことはありませんが、無い場合でも、工事は可能です。 竣工図は誰でも閲覧可能な場所にはないので、閲覧希望で事前に管理会社や管理人に伝えて、現地調査とあわせて一緒に見てもらうのが効率的です。業者から竣工図の話が出なくても、こちらから「竣工図の閲覧は必要ですか?」と一言聞いておくと良いと思います。

3.部屋の片づけ

大掃除をする必要はありませんが、クローゼットなどがある場合、寸法チェックにその中を見てもらう必要があるので、見られて困るものはクローゼットの中には仕舞わず、別の場所へ移動するようにしておきましょう。

現地調査の流れ

竣工図閲覧希望の業者には、部屋の調査前に先に竣工図を見てもらうように手配しました。 私のマンションの場合、管理室に竣工図が保管されており、管理人さんにお願いして図面を出してもらう必要がありました。管理人さんも、マンションの巡回があったり、休憩時間があったりするので、部屋の調査を先にしてからだと正確な時間が読めないため、訪問後すぐに閲覧したほうが管理人さんも動きやすいと思い、先に竣工図を見てもらうようにしました。

業者によって訪問人数は異なりますが、1~2名です。2名でいらっしゃったところは、新入社員の方が同行されていました。防音室の工事予定となる部屋に自分も一緒にいる必要はないので、業者の方におまかせでOKです。もし部屋の中で業者さんに見てもらいながら聞きたいことがあるときは、調査前か調査後かのどちらかに聞くとよいと思います。

私は部屋を案内して最初の数分だけ一緒に見ていましたが、メジャーで寸法図る業者と、赤外線のような光が出る機械のようなものでデジタル計測する業者と、いろいろありました。あとは、床や壁をコンコン叩いて音を確認したり、窓を開けて外の音の様子を確認したりしていました。

最終見積と設計図の提示

現地調査が終わると、正確な部屋の寸法やおおよその部屋の構造がわかりますので、最終見積金額と設計図が出ます。この提示のタイミングは業者の繁忙度によって異なりますが、早いところで1週間、遅いところで3週間ほどかかりました。

業者別の最終見積金額とその他特記事項を表としてまとめ、以下のようになりました。 業者を決めるときは、漠然と見積書などを眺めるより、表にしてみることで比較しやすくなりますので、表作成作業は是非やりましょう。

会社名 見積金額*1 支払条件*2 工期 保証値*3 広さ*4
A社*5 308万 50:50 6日 D45+住宅性能 6.6㎡
B社 280万 50:50 3W弱 D65 6.6㎡
C社 320万 30:40:30*6 3W弱 D70 7.9㎡
D社 303万 50:50 3W弱 D60以上*7 8.7㎡

ちなみにD値というのは、遮音性能を表す数値です。D値が高ければ高いほど遮音性能が上がります。グランドピアノの音の大きさは90~100dbぐらいで、これにD60の遮音性能があると、30~40db程度に小さくなります。30~40dbというと、静かな図書館・静かな住宅地の昼ぐらいの音の大きさになります。

現地調査が終了し、ここから最終的に工事を依頼する業者を決める過程はまた別記事でお話します。

*1:千の位は四捨五入

*2:契約時:施工後

*3:隣戸に対しての遮音性能

*4:C,D社は墨出し数値

*5:セミオーダータイプの防音室

*6:中間支払いあり

*7:契約書上は保証値記載なし